ミカド電装ヒストリー
ミカド電装の前身「三興社」
大正15年、島根県出身の沢田万三は経営する工場が関東大震災で罹災した東京を離れ、仙台の地に自動車電気部品を扱う「ミカド電機商会」を設立。
やがて、この会社はカーバッテリー、電装品の卸売業を営む「ミカド電機工業株式会社(仙台市若林区六丁の目元町)」へと発展しました。
終戦直後の昭和23年、沢田万三は「三興社」という二つ目の会社を設立しました。
それは物資不足の当時、照明用燃料として需要があったカーバイド(炭化カルシウム)を扱う会社でした。
「ミカド電装商事株式会社」として再スタート
三興社はやがて、昭和36年に「ミカド電装商事株式会社」と社名を改めました。
(実質上の創業年とする)
戦後の復興と共に役割を終えたカーバイドから電気エネルギーや資源リサイクルに目を向け、
自動車電池・電装品・蓄電池設備の取扱いや非鉄金属買取の会社として再スタートを切ったのです。
※非鉄金属の買取部門は昭和44年に「株式会社ミカド金属(仙台市宮城野区福室)」として
分離独立
創業60年を迎えて
昭和60年代、社会インフラの整備が進み、当社は徐々に蓄電池設備が業務の主体となっていきました。
自動車電池・電装品関連のリセール事業をミカド電機工業に返還し、現在の業態となりました。電装品の取り扱いがなく、設備工事部隊が社の半分を占める当社の名前が「ミカド電装商事」なのは、実はこんな歴史があったからなのです。沢田万三を創業者とするミカド電機工業、ミカド金属、当社の社長は親戚関係にあり、各社とも仙台東部に本社を構え、日々地域社会に貢献する事業に取り組んでいます。
ミカド電装はお陰様で創業60年になりましたが、その間、様々な時代の変容があり目覚ましい技術革新がありました。当社は、その流れの中でお客様に役立つことを真摯に考え、お客様の要望の変化に対応して参りました。
これからも企業憲章に従い、「社会資本の維持発展に貢献できる」「品質を追求できる」商品・サービスを扱いながら、当社にかかわるすべての皆様の幸福に寄与し得る会社であり続けたいと思っています。