高校生の校外活動の受け入れをさせて頂きました。

    国の学習指導要領に「総合的な探求の時間」というものがあります。実社会や実生活の中での課題を発見し解決に向けた行動や、課題、解決策を表現することにより、よりよい社会を実現しようとする態度を学んでいくというものです。

    このプログラムのなかのフィールドスタディ(学校外の民間企業や団体で学ぶ)に協力できる企業を募集していたため、社会貢献のひとつとして協力させて頂きました。


     フィールドスタディの受け入れにはいくつかの方法がありましたが、当社では小グループの生徒さんを会社にお招きし、そこで会社の仕組みや仕事の内容、サプライチェーンや会社が解決している社会課題についてお話するというものでした。

     お話は社長がさせてもらうという事で資料を作りこんでいきましたが、ついつい難解な業界用語や複雑な説明が多くなってしまうもので、高校生にも解りやすく簡潔にまとめることを意識して手直しを重ねました。


     12月5日に東北生活文化大学高等学校の生徒さん4名を、12月12日に南光学園東北高等学校の生徒さん5名を受け入れ、お話をさせて頂きましたが、みなさん真剣にお話を聞いてくれて、会社の仕組みや、関連する各社の協力がないと仕事は進まないこと、当社が社会課題にどう対応しているかなどをしっかりとご理解いただいたと感じました。

     受け入れ前には、どこまで理解してもらえるかが心配でしたが、みなさん事前に勉強をしていたり、hpなどを閲覧し調査されているようで、こちらが話すことをすんなりと理解されて吸収していくので、話していて楽しくなりました。
     また、お話に飽きないようにと生徒さんにはいろいろな質問をさせて頂きましたが、みなさんしっかりと自分の考えを述べており、自分が高校生の時なら「えーと、うーんと」唸るばかりで自分の考えなど述べられなかっただろうと思うと「今どきの若者凄い!日本の未来も明るい!」と感じさせられ、驚かされました。

     約3時間という短い時間でしたが、未来ある皆さんの為にも、われわれがよりよい社会を築いていかなくてはならないなという思うとともに、ミカド電装商事(株)でのフィールドスタディがみなさんの良い学びの場になり、少しでもお力になれたと思えるすばらしい時間でした。


    代表取締役社長 沢田秀二