国の学習指導要領に「総合的な探求の時間」というものがあります。実社会や実生活の中での課題を発見し解決に向けた行動や、課題、解決策を表現することにより、よりよい社会を実現しようとする態度を学んでいくというものです。
このプログラムのなかのフィールドスタディ(学校外の民間企業や団体で学ぶ)に協力できる企業を募集していたため、今年度も社会貢献のひとつとして協力させて頂きました。
来社頂いたのは、わたくしの母校である東北学院高等学校の生徒さん4名で、2年前に男女共学となった事や部活の話など、空き時間にお話させてもらい、とても楽しいひと時でした。 講義の内容は当社企業紹介と事業の内容についてで、社長と役員でそれぞれ分担を決めて高校生にも理解できるように資料を作りこんで分かりやすい内容にさせて頂きました。
受け入れ前には、どこまで理解してもらえるかが心配でしたが、みなさん事前に勉強をしていたり、hpなどを閲覧し調査されているようで、こちらが話すことをすんなりと理解されて吸収していくので、話していて楽しくなるほどでした。
特に当社が取組んでいる脱炭素・省エネに関する事やSDGsについては、良く理解されているようで、さすが今時の高校生は環境問題などについてもしっかり勉強しているのだと関心させられました。
またプログラムの一部の社会問題に関するディスカッションでは少子高齢化について生徒さん達とわたくし達で意見を出し合い、どんな課題と解決方法があるのかを話し合い、子供を育てやすい就労環境と、お給料をしっかり出すという大変な解決策を頂きましたので、未来に貢献できるように当社としても頑張っていかなければと決意を新たにした次第です。
約3時間という短い時間でしたが、未来ある皆さんの為にも、われわれがよりよい社会を築いていかなくてはならないなという思うとともに、ミカド電装商事(株)でのフィールドスタディがみなさんの良い学びの場になり、少しでもお力になれたと思えるすばらしい時間でした。
代表取締役社長 沢田秀二