【雑学】ホヤとミカド電装(当社)には共通点がありました!

    みかドン ミカどん雑学コーナーは、今回から、ミカドONLINE編集部が、当社社員からリクエストがあったテーマについて書いていきます。第1回目は、営業部のMさん(20代)から「ホヤ」というお題をいただきました。石巻出身のMさんの大好物とのことです。

     

    意外に知られていないホヤについて

    (出典:地域の入れ物

    皆さんは、ホヤを食べたことがありますか?クセがありますが、食感がよく滋味が豊か。私は大好物なので、居酒屋さんのメニューにあれば必ず注文しますし、当地の宮城県ではスタンダードな酒肴だと思います。ですが、全国的にはまだまだ知名度が低く、調べてみたところ、生産県(養殖)も日本全国でわが宮城県と北海道、岩手、青森だけのようです。また、世界的に見ても、ホヤを食する国は、日本、中国、韓国、フランス、チリに限られるようです。

    ホヤの歴史は古く、平安朝初期の延喜式に記述が見られ、さらに徳川時代には松前、津軽の海洋に産すると知られ、アワビ・ナマコと併せて食用にされていたようです。

    宮城県でホヤが養殖されるようになったのは明治38年頃、唐桑村の畠山豊八という人が、船の錨綱に使っていた山ブドウの蔦にたくさんのマボヤの仔が付着していたことにヒントを得て養殖を試みたのが最初と言われています。また、お隣の岩手県では、宮城の唐桑から種苗を購入するようになってから養殖が盛んになったということなので、宮城県はホヤ養殖の発祥の地なのかもしれません。

    そんなホヤですが、私達が日常的に取り扱っている蓄電池と同じように?プラスとマイナスがあるのをご存知ですか?ホヤのイボイボで一回り大きくてっぺんに二つ付いている突起のうち、+の形で閉じているのが吸水孔、マイナスの形で閉じているのが排水孔とのこと。これからは、蓄電池を見たらホヤが食べたくなるかもしれません(笑)意外な共通点を発見!

    そんなホヤですが、実は今(12月~1月末)が種苗採取作業の最盛期。今年生まれたホヤの卵が美味しいホヤになって出荷されるのは、3年後です。ぜひ健康にすくすく育ってほしいですね。