人に聞かない限り・・・(投資的会話のすすめ)

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    実は私、週末の家庭料理を趣味としていて、毎週末スーパーに買い物に行きます。

    予算を決めてその範囲で買える材料で頭の中で献立を組み立て、家族の「おいしい」をよりたくさんもらえるよう(出来栄えの良いときはついでにFBにアップしていいねをもらう)に努力する。

    そんなことが楽しくてしょうがないのです。

    基本的には予算をきっちり守る私ですが、たまに少し予算をオーバーしても、普段買わない材料や調味料を買ってくることが有ります。

    結局家族のお口に合わなかったりして2度と買うことがなかったり、調味料だと1年くらい冷蔵庫にそのまんまになって結局捨ててしまうことも多いんですが、そこから、定番の食材になったり常時ストックに昇格する調味料もあったりします。

    昇格組は、ぶりカマ(頭のところ)、ライスペーパーや生ホヤ、クレソン、すし酢、瓶入りのレモン果汁や味塩コショウなどなど。

    大豆ミート、ホワイトセロリ、夕顔、ホッピー、海老芋、アンチョビペーストなどは定着することなく食卓から消えていきました。

    「消費」という面では、買い物の失敗はいささか「もったいない」という気もしますが、今日よりもより良い明日の食生活を求める「投資」と考えると、それはそれで意味があるのかなあと思います。

    お話はガラッと変わりますが、会話にも定番の消費的会話と、冒険的な投資的会話があるんじゃないかと思うんです。

    定番はやっぱり、家族や仲間との会話。

    定番なのでいつもだいたいおんなじような話ですが、味や栄養に安心感があって心が落ち着きますね。

    何気ない会話をするってことは心の健康のために本当に大切なことだと思います。

    でもいつもの会話ばっかりじゃあ少し飽きてしまいます。
    時々は初めて会う人や、あんまりお話をする機会のない人とも会話をしてみると、様々な心の栄養が取れるかもしれません。

    これって、きっと投資的なことなんじゃないかと思うんです。

    でも投資は怖いです。失敗するかもしれません。

    良かれと思って話しかけても、会話が弾まず「話しかけるんじゃなかった」なんてことになったら嫌ですよね。

    そこで、色んな所で初対面の人に話しかけ、数々の失敗を経験してきた私からの「失敗しない投資的会話のコツ」をお伝えしましょう。

    コツと言っても

    1,相手のことを聞いてみる
    2,うなずき言葉が会話を引き出す
    3,振られたときの準備をしておく

    の3つだけです。
    一つづつ解説していきましょう。

    1,相手のことを聞いてみる

    なんでも良いんです。頂いた名刺を見て知らない土地だったり、珍しい名字だったり、馴染みのない職種だったりしたらとりあえず聞いてみましょう。
    ちょっとだけ内容を限定した質問をするのがコツです

    例1「福井県といったら私はカニを思い浮かべるんですけど、☆☆さんのおすすめだったらなんですか?」
    例2「☆☆さんって仙台ではあまり聞かないご名字ですが、どこらへんに多いんですか?」
    例3「△△業の方って私の周りにはあまりいないんですが、主なお客様ってどういう方面なんですか?」

    あるいは相手が自分の話に反応したワードでも良いんです。
    自分のネタより大きな話を持ってそうだったら、即相手に振りましょう。

    例「□□を知ってるなんて野球お詳しそうですね?」
    「いや実は私アマチュア野球の審判の資格もってて・・・」
    (実話です)

    ◆ポイント 自分の話をする前に、相手のことを聞いてみましょう。

    2,うなずき言葉が会話を引き出す

    「へ〜 すごいですね」
    「え〜? その後どうなったんですか?」

    相手の話に興味を持っていることをキチンと伝えて、さらに話してもらいましょう。
    きっと相手の話は止まらなくなります。

    もし自分が知っている話でも相手のほうが詳しそうでノリノリだったら、そのまま続けて聞いていきましょう。
    どんどん自分の知識も増えWINWINです。

    ◆ポイント 相手をノリノリにさせましょう。

    3,振られたときの準備をしておく

    自分が聞きそうなことを、逆に相手が聞いてきたときに答えられる準備をしておきましょう。

    例1「牛タンも美味しいですね。あとはぜひ、生ホヤはチャレンジしていただきたいですね。あとね、仙台白菜っていうのがあって少し柔らかめで甘みがあるんです。機会があったらぜひ!」
    例2「沢田っていうと青森ですか?って聞かれることがあるんですが、実は出雲大社のある島根県がルーツなんです。」
    例3「そうですね、納入先は電力会社さんや鉄道会社、通信会社などインフラ系のお客様が多いですね。」

    ◆ポイント 相手がノセてくれたら、素直にノリましょう!

    ☆「ものを尋ねない限り その人は仕事でうまく行くという言う事はない。」

    これはアウトドア用品で有名なコロンビア・スポーツウェア、ガート・ボイル会長の言葉です

    ガート・ボイル会長の成功物語については6年前に書いた記事がありますのでぜひこちらもご覧ください。
    https://www.mikado-d.co.jp/cat122/cat_1/12.html

    どうやら話すことより聞くことがうまくなると、仕事やプライベートが楽しくなるのは事実のようです。

    おまけ

    初対面の人ばかりでなく、仕事仲間、友人、お客さんにも質問してみませんか?
    お互いの理解がさらに深まるかもしれませんよ。