何を隠そう、私は知る人ぞ知るかなりの雑学好きです。
トマト・ジャガイモ・タバコの原産地は南米だとか、ハンガリーの人たちは自分たちをアジア系だと思っているとか、「サッポロポテトバーベQ味」実はカレー風味だとか・・
「生活や仕事とは直接関係のない雑多な知識」を雑学というのだと思いますが、私もこれを「お金にならないムダ知識」と自覚していて、我ながら「ムダだなぁ・・」と反省することもしばしば。
幼いころ、家の建て替えやもろもろで10ヶ月ちかく幼稚園に行けなかった時期があり、居候先の祖父母の家で昆虫図鑑や動物図鑑を毎日に眺めていたのがくせになって、役にもたちそうもない知識をためる習性がついてしまったようです。
しかし全部ムダばっかりというわけではなく、そんなテンテンバラバラの知識の中に、ごくたまに点と点とが線でつながる者同士が出てくることがあります。
そしてその点と点とがもう一つの点とつながり三角形になり、もう一つつながって四角形に・・と発展していく時があるんです。
さて、三角形はその名の通り3つの角があって、3本の線(辺)で結ばれていますが、四角形はどうでしょう?
当然角は4つなんですが、線の数は隣の角同士を結ぶ4本の他に、四角形の内側で向かい合った各同士に引ける斜めの線が2本、これを「対角線」と呼ぶのはご存知ですね。
つまり、3つの点は3つのつながりしかないのに、点が4つに増えたとたん、6つのつながりができたことになります。
さらに五角形になると5つの点に対し10本の線が引けてしまい、つながりは10ということになりますね。
このように、知識の量が増えるとそれぞれのつながりが飛躍的に増え、ムダ知識がムダじゃなくなると思っているんですが皆さん、いかが思われますか?
最近一つの分野を突き詰めた「I(アイ)型人材」から、それだけじゃなく他にも色々浅く知っている分野がある「T(ティー)型人材へ」なんてことが叫ばれているのはそんなわけなんじゃないかなと思っています。
・・まあ、なんだかんだで雑学好きの言い訳ににも聞こえてしまいそうなお話しでしたね(苦笑)・・
余談1
n角形のつながり(辺と対角線)の数は
n×(n-1)/2 という式で求めることができます。
これで計算してみると
10角形で45 30角形で435 50角形で1225 100角型ではなんと4950 つながりになります。
下のイラストは、画数(青)が増えるごとに爆発的に増えるつながり(赤)をしめしたグラフです。
余談2
知識だけでなく人と人とのつながり(人脈)に関しても同じようなことが言えると思います。
イラストを見ると色んな人のお話を聞いたり、お役に立ちそうな人を紹介することは結構大事だってことがイメージできるんじゃないかと思います。