「人称」を上げて考えてみる

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普段は「穏やかそう」と言われる私ですが、体調が悪いときや、思い通りにいかないことが続くとき、ついつい

「自分はこんなに頑張ってるのに・・・」

と人のせいにしてそのマイナス感情をいつまでも引きずってしまうことがあります。

そんなことをクヨクヨ考えている私ですが、先日あるセミナーで石原明さん著

「すべてが見えてくる飛躍の法則」を紹介されました。

そんな自分のマイナス部分を変えられそうで、その場で電子書籍を購入。
その晩、研修先のホテルで早速読んでみることにしました。

この本には「メタ認知能力」という自分も含めた状況を客観視する能力のことが大変分かりやすく書いてありました。

それは「人称を上げて考える」という考え方です。

「人称」って、中学の英語でちょっと習いましたね。
復習すると・・・
一人称 自分自身(Me、私)
二人称 相手(You、あなた)
三人称 周りの人(They、彼ら)
のことでした。

石原さんはこの「人称」を人間関係やビジネスに応用し

一人称(自分目線)
を「感情的」「自分の立場重視」「ユーザー(自身)の視点」「職人的」

二人称(相手目線)
を「理性的」「相手の立場重視」「お客様視点」「現場スタッフ的」

三人称(周囲目線)
を「客観的」「全体最適を重視」「周りの人たちからの視点」「マネージャー的」「今だけでなく2,3ヶ月先まで思考」

と説明しています(一部私による補足表現あり)。

氏によると、さらに人称を上げていくと

「部門リーダー(4人称)」

「経営者(5人称)」

とどんどん進み、最大なんと「8人称(神様レベル)」まで上がれることがあるんだそうです。

そして、
「起こった現象に合わせて、自在に人称を使い分けられる」
ようになると

「困難な状況でも追い詰められることなくスムーズに行動できるようになる。」
と書いています。

こうなれたらまさしく「人生の達人」ですね。

私は、ピンチになっても動じずスーパープレイができるテニスプレヤー錦織選手のファンなんです(全米OP残念!)。

トリプルマッチポイントからでも立ち直れる錦織選手はきっと自分の試合を高い人称で見ることができる「達人」なんじゃないかと思います。

いつもいつもは難しいでしょうが、苦しいときも「人称」をぐっと持ち上げ、自分を客観視できることが多くなるよう、もう少し頑張ってみようかな、なんてことを考えています。
☆石原明さん「すべてが見えてくる飛躍の法則」についての情報はこちら