エースユナイテッドグループの理念・ミッション・ビジョン・バリューについて(3)

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    まもなく梅雨が始まり、また5月と違って一日も祝祭日の無い月ですが、しっかりと頑張っていかねばなりませんね。

    前回まで、エースユナイテッドグループの「理念」と「ミッション(使命)」について書いてまいりました。

    今回はより具体的な「ビジョン」と「バリュー」についてお話させてください。

    ビジョンと聞くと皆様はどんなことを思い浮かべますでしょうか?
    ビジョン(vision)は英語で「視覚」「見えるもの」を意味します。

    例えばテレビは「テレビジョン(Television)」の略語で、本来は「離れたところ(Tele)からの「見えるもの(vision)」ということです。

    他には「先を見ること」、「洞察」、という意味もあって先進的な知見のある人のことを「ビジョナリー(Visionary)」と呼んだりもします。

    この辺から考えると、企業が「ビジョン」といった場合は「理念」や「ミッション」を追い続けていると具体的にどうなるの?といったことを指し
    日本語で言えば未来に向けた「志(こころざし)」が一番近いと思います。

    私達のビジョンは
    「THANK YOU VISION」といいまして

    2039年までに(PPMを継続し)
    ・39の事業と社長を創り
    ・39億の経常利益を創り
    ・39の社会貢献をすることで
    「感謝の心」を持つ企業群になる

    という壮大なものです。

    そもそもThank youと39でダジャレだし、こんなに大きな数字を掲げて「身の程を知れ!」とお叱りを受けても文句が言えない内容です。

    しかしビジョン=「志」の価値というのはそれが果たせるかどうかではなく、そのように志にそって行動したかどうか、が問われるんじゃないかと考えています。

    大げさにいうと、人が死ぬそのときに思い浮かべるのはその人が手にした「成果」ではなくて具体的にとった「行動」の数々だと思うからなんです。

    2039年その時、だれがグループのトップになっているのかはわかりませんが、私自身はエースユナイテッドがTHANK YOU VISION を追い求めた結果どんなグループになっているのかとても楽しみです。

    まあそうは言いましても、「20年後の未来」とか「39億」とか、先のことばっかり毎日考えているわけにも行きませんから、もう少し具体的に、

    どんな価値観を持ってグループの皆さんに日々がんばっていただきたいか、というところを示したのが

    これから申し上げる5つのバリュー(価値観)です。

    まず1つ目はストレッチ(斜め上の目標を持つ)

    体のストレッチもちょっときついかな?というイタ気持ちいところまで伸ばすと思います。
    それと同様に、アタマや気持ちの「可動域」を伸ばす。

    いつもの手慣れた業務でもなにかカイゼンを試みる。
    やってみてダメなら一度立ち止まり他の方法を試みる

    大きなことでなくてもいいから日々小さなチャレンジを積み重ねる

    そんな気持ちが「ストレッチ」です。

    2つ目はリレーション(繋がる心)

    顧客(会社の仲間や、お客様、仕入先様など関係者すべてのことを指します)の考えを読み取り、先回りして準備する。
    多少損な役回りでも時には進んで引き受ける。

    世界陸上の400Mリレーで男子日本チームが優勝しました。
    相手が来てから動き出すのではなく先に動き出してバトンを渡しやすい場所に動く、そんな選手たちの連携が個々の力では決してトップではない彼を頂上に導いたのでしょう。

    野球やサッカーなど団体スポーツのプロチームも、強いチームの選手は個人プレーとチームプレーのバランスが絶妙ですよね。
    反対に下位チームは選手個々の力不足よりも、個々が自分の利益だけを追求してしまう、そのへんに大きな病根があるようです。

    第一「自分の喜び」だけを追求するよりも、「人の喜び」も一緒に楽しめたほうが幸せな時間が長くなりますしね。

    3つ目はフェアトレード(公正な仕事を心がける)

    仕事は勝負事と違って、どちらか一方だけが「勝つ」わけではありません。
    おたがいが良くなれる関係づくりが重要です。

    顧客の期待にプラス1の品質を提供できるように創意工夫する。
    プロとして、市民として、一人の人間として誇りを持って仕事をする。

    フェアじゃないトレードで一時的に勝つことはできますが、その末路は結局高くつく。ということはゲーム理論などでもよく知られています。

    次はグリット(やり抜く力)

    アンジェラ・ダックワース(アメリカの心理学者)の調査によると、人を「成功」に導くのはがむしゃらな努力でも、生まれ持った才能でもなく、長くやり続ける力だそうです。

    状況が悪くても後退せず、機を見て少しづでも着実にゴールに進む力が「グリット」です。

    前進すれば課題や障害はつきもの、それを嫌がって行動を止めてしまっては「グリット」になりません。

    なので最後の5つ目の価値観はワークアウト(楽観性)

    「つらいつらい」と思っていると、息を吸うのも苦しくなってしまいます。

    人生はあなたがそう思う限り「なんとかなる」ものです。
    なぜなら打つ手は常に無限にあるからです。

    「うまくいかないなぁ こまったなあ」、と思ったときはぜひあの、打つ手をいっぱい持った「千手観音像」を思い浮かべてみてください。

    さて、ここまで3回にわたってエースユナイテッドグループの、「理念」「ミッション」「ビジョン」「バリュー」について紹介させていただきました。

    2017年10月の発足以来1年半でやっと固まったこれらの考えかた。

    まだまだグループ内に浸透しているとは言い難い状態ですが、5バリューを私自身がしっかり実践しながら、グループ全体で共有できるようにしていきたいと考えています。