失敗するポイント
あけましておめでとうございます。
今年最初の会長ブログは「失敗するポイント」というお話をしたいと思います。
(え「成功するポイント」じゃなくて?)
そうなんです、今回はこうすれば必ず失敗する、という失敗のポイントを新年のお年玉代わりにお贈りいたします。
それは、「問題がわかっているのにきちんと手を打たないこと」
昨年末にとある財務セミナーを受けたときに、その先生がこんな話をしてました。
「会社は突然潰れる訳ではありません。時間をかけて倒産に至るのです。」
「そしてたいていの社長さんが会社を潰してしまった後におっしゃることがあります。」
「問題があるのはわかっていた・・・手は打っていたのだが・・・」
「つまり、倒産につながる問題があることは知っていて、あるていどの手は打っていたが、打つ手が不十分だったのでつぶれた、ということなんです。
実は私の知人にも、健闘むなしく会社を倒産させてしまった方が複数名いらっしゃいます。
そのうちの一人Sさんは、自分の失敗を人のために生かそうと、乞われるとセミナーなどでその時の体験を話されます。
私も拝聴しましたがその中で彼は
「失敗のポイントは、自社の経営に関する問題点に気づいていたのに手を打てなかったこと」
と言っていました(この時のSさんの言葉がそのまま今回のタイトルになっているわけです)。
また「日経ビジネス」などの経済雑誌にはときおり会社を倒産させた社長のインタビュー記事がのるときがあります。
やはり彼らが一様に語るのは
「〇〇の問題には手を打っていました、しかし徹底できなかった(あるいは遅かった)」
という事です。
多分この失敗のポイントは会社経営だけじゃなく、個人にも言えるんじゃないかと思います。
私自身も仕事や私生活の上で、問題に気づきながら「まあいいか」と放置していたり、「いやいや」「のろのろ」「ぼつぼつ」と形だけの対処をしたことはたいてい失敗につながっています。
ほら、皆さんにもそんな体験ありませんか??
というわけで今年はお互い、「これは問題だなぁ」と思っていることから最低一つだけでも、
「徹底的に手を打つ」
年にしたいですね。

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