ミカド電装商事が所属するエースユナイテッドグループの企業理念は「未来に貢献」です。
「未来に貢献」なんて売上10億そこそこのグループにしてはずいぶんと大風呂敷な理念ですよね、、、
発案した私もそう思います(笑)
「理念」という言葉は古代ギリシャの哲学者プラトンが唱えた「不変の完全な存在」である「イデー」の訳語と言われていますのできっと文明開化の明治時代に新たに日本語として作られた言葉だと思います。
まあ「理念」はそんなすごい語源がある言葉なので、せっかくだからなるだけでっかく考えようということでこの「未来に貢献」となったわけです。
と、ここまでは表向きと言いますか、優等生的な回答でして、、、
実はこの「未来に貢献」時制にちょっとした工夫があると言いますか、非常にダイナミック(動的)な理念になっています。
まず、後半の「貢献」の意味は、新明解国語辞典第7版によりますと、「その物事の発展繁栄に役立つような何かをすること」だそうです。
ミカド電装商事は具体的に言いますと、蓄電池設備が必要なお客様からのお引き合いを受けて提案お見積もりをし、ご注文をいただき、打ち合わせの上、ご希望にぴったり合った製品や付帯品を手配、納期管理をし、お客様と私たちの双方で輻輳する日程を調整をして、施工現場に赴き、据え付け作業や調整作業に汗を流し、納期通りにピッタリと完成引き渡しをする、というのがお仕事です。
最近やっとお客様からの認知が進みつつあるエネルギーマネジメントのお仕事も、対象となる製品やサービスこそ違いますが流れは一緒です。
その他にも、ホールディングスであるエースユナイテッドグループの総務スタッフが、給与計算などの様々な社員サービス、納税などの公共向け業務や資金調達などを行い、企画スタッフがより良い形でお客様に我々の製品サービスをお届けする工夫をこらしています。
私達は、商品サービスを通じて社会インフラのノンストップ化や環境に関わる企業として存続し続けてきたことで、地域をはじめとする様々な社会の発展繁栄に役立つよう、なんらかの「貢献」してきたと言って良いと思います(そうじゃないと社会から必要されずにつぶれてしまっているわけで)。
、、、そして「未来」は未(ま)だ来ていない現在のことです。未来は今や過去のことではない。
未来を考えるということは、今できていないことや、過去出来ていなかったことはとりあえずおいて、その先のことを考えようということです。
そして、現在はその瞬間だけが存在するのではなく「未来と呼ばれたもの(つまり過去)の蓄積」で出来ています。
ですから「未来に貢献」しようと決めて行動を開始したその時から今までの行動は、すべて蓄積されて私達の現在の「貢献」になっていくはずなんです。
つまり、「未来に貢献」という私達の理念は、なにかこれまでと全く新しいことや、難しいことを始めましょう、ということではなくて、
これまでやってきたことを「未来に貢献する」という新しい意識をもって取り組んでいきましょう!
という宣言なんです。
ぜひ当社の内外に、この私達の理念が「いいなあ」と共感していただける仲間を増やしていきたいですね。
これからは、新たに社会の要請として明文化されたSDGs(エスディージーズ;持続可能な開発目標)に沿ったグループの運営が大切になってくるなあ、と私はそう思っています。
「SDGs未来のために やってみよう」 会長心の俳句