どっちが先?

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    プロ野球の試合はビジターチームが先攻で、ホーム(地元)チームが後攻。

    小学校に入るのが先で、中学に入るのはその後。

    お風呂に入るのは右足から(これは人によりますね)。

    ここまで挙げたように、二つのうちどちらが先か、ハッキリしているも事も多いですが

    「鶏が先か?卵が先か?」のように、どちらが先かわからない事も結構身近にもありますよね?

    例えばこんな時、あなたはどうしています??

    1)あなたはちょうどお昼どきで混雑したコンビニから会計を済ませ出ようとしています。
    2)ちょうど扉の前に来たときに、入ってこようとしている人が来ました。
    3)コロナのご時世、すれ違うには出入り口がちょっと狭い。
    4)あなたもその人も躊躇しています。

    さてそんな時、どうしたらいいでしょうね。

    お互い限られた昼休み、「どうぞ、どうぞ」って譲り合ってたら、時間の無駄ですし、他の人にも迷惑がかかりそうです。

    かと言って、お互いが同時に入ろうとすれば、お互いに「何だこのやろう」ということにもなりかねず、これもイヤですね。

    さあどうしましょう?

    正解をおわかりの方も多いと思いますが、マナーとしては出るほうが優先です。

    なぜならコンビニなど建物の広さには限りがあります。

    室内の人口密度を下げ、混雑を少しでも避けるためには、理論上、出る人が出てから入ったほうが良いですよね。

    もしかしてピンとこなかった方は、エレベーターや電車の乗り降りを考えると、わかりやすいと思います。

    まあマナー上にはそうなんですが、現実問題としては少しでも店内に早く入ろうと、扉に突進してくる御仁・御婦人も多いのも事実。

    揉め事が嫌いな私はコンビニを出るときにそんな人が入ってきそうになったら、いったん出入り口の左側によけ、やり過ごしてから店を出ることにしています。

    私はこの「コンビニ出入り口問題」のように、入りと出に別れていることであればすべて「出るのが先、入るのがあと」と考えることにしています。

    きっかけはある勉強会で講師から聞いたこんな話。

    「皆さん早起きしたいな〜と思います?
    早起きしたいけどできない、って方も多いんじゃないでしょうか?
    早起きしようとして、早く寝ようと思った日に限って、面白いテレビ番組をやってってベッドに行くのが遅くなる。
    運良く早く布団に入れても、今度は目が冴えちゃって眠れない。
    それで結局時間ギリギリまでベッドから出れない。
    そんな事ありませんか?
    でもね、実は早起きって簡単なんです!
    そのコツはね・・早く起きること!
    遅く寝ても、眠りが足りなくても、とにかく一回起きちゃう!
    そうするとその日の晩はもう眠くて眠くて、ベッドに入ってバタンキュー。
    で、以下のその繰り返しです。
    ベッドから出るのが先! 入るのはその後です!

    この話を聞いて以来、確かに早起きしたいときはいつでも起きられるようになりました。

    そして、「出るのが先 入るのがあと」という視点で経営やビジネスに関することを眺めていると、色々なアイディアが湧くようになってきました。

    今回はそのなかでも若いビジネスマンのかたにも応用いただけそうなのを紹介します。

    それは「すでに頂いている注文の処理が先 拡販はその後」という考え方です。

    月末などの締切が間近になってから「予算達成できない」なんてことはありませんか?

    そんな時、慌ててセールスセールスに走る前に、もうすでに頂いている注文(受注残)の管理をしっかりやることです。

    今月の未達にはいったん目をつぶりましょう。

    注文を頂いた時ばかりお客様に感謝するのではなく、納品までの打ち合わせや経過報告を適切に行い、納品のときにはしっかりと感謝の意をお伝えする。

    そうしていくことで、納品までの工数や期間が圧縮されて、仕事時間に空きが出る。

    その空きができたところに、リピートや紹介、適切なセールスで発生した仕事・お客様が入っていく。

    で、どんどんビジネスの流れが良くなっていく。

    というわけです。

    これは私の実体験としてあっちこっちで話しているんですが、わかってもらえない方には全くわかってもらえず、

    しかもわかってもらえない方はやはりあんまり業績がよくありません。

    知らない間にそんなことになってしまうのが嫌な皆さんは、まずはご自身のコンビニの出入口での所作からチェックしてみましょう!

    ☆ 飲食や小売の方ならレジ渋滞はもちろん(ちょっと常識に反するかもですが)入り口に行列ができないように工夫することを考えてみてください。