今は夢物語でも・・

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    これは昔、亡くなった母から聞いた話です。

    それは母が戦後まもない中学生だった時分、理科の先生が授業中

    「そのうちラジオは手帳くらいの大きさになって、シャツのポケットに入るようになるぞ」

    と言ったそうです。

    その瞬間教室は、大爆笑の渦に包まれました。

    なぜなら、その頃のラジオはこんなに大きくて(と母は手で小さな仏壇くらいのサイズを示しました)、たんすの上に安置して家族みんなで聞くものだったからです。

    「でもね〜 それからすぐラジオは真空管からトランジスタになって、10年かそこらで、ほんとにポケットに入るようになっちゃったのよ」

    と、母は話を続け

    「だから、今は絶対ムリってことでも、いつかはそうなっちゃうって思ったほうが良いよ」

    と、締めくくりました。

    スマホとか、AI(人工知能)とか、量子コンピュータとか、民間人の宇宙旅行(超大金持ち限定ですが)などなど、ちょっと前までSFの話と思っていたことが次々と実現するというのは最近の話ばかりではなさそうです。

    蒸気機関車を発明したトレビシックが1808年に作った「キャッチ・ミー・フー・キャン(だれか捕まえてごらん)」号は時速8Kmだったそうです。

    ちょっと走れば捕まえられますね(笑)。

    今や世界最速の列車は時速300Km(営業速度)の日本の「のぞみ」、と言いたいところですがフランスのTGVが時速320Km(営業速度)

    さらに、磁気浮上式であるJR東海の超電導リニアモーターカー「L0系」が2015年4月21日に出した時速603Kmが世界一。

    当時の人々に、「鉄道がそんなになる」と言ったら、大爆笑どころか病院に連れて行かれたかもしれません。

    もしかすると、人類で最初に火で肉を焼いて食べようとした人も、「お前やめとけって! だれもそんな変なことしてないぞ! 肉はナマって昔から決まってんだよ!」なんて周りから笑われたかも知れませんね。

    話は変わりますが、ミカド電装商事のオウンドメディアである、ミカドオンラインは、「偉人伝から最新技術まで!エネルギーの知識を分かりやすく」をテーマに、「未来を先取り」する情報を紹介してます。

    時々小ネタ的に、「ほんとにそんなこと出来るの?」的なおもしろ情報も紹介しています。

    2019年の1月に紹介した

    「驚異のエネマネ新技術(01) ~大気中の二酸化炭素をガソリンに変えてしまおう!」 もその一つ

    「空気中の二酸化炭素を回収する? 面白いけど実現できるかなぁ・・」というなかば興味本位で紹介した話題でした。

    しかし、3年後の2022年1月現在、世界中で巨大な実証プラントが作られ、日本でもベンチャー企業だけでなく、三菱重工やIHIがその実用化を目指す、という、開発競争の体をなしてきました。

    「お肉は家畜を使わず培養で作る」「人類は火星に住む」「人類は機械の体を手に宇宙のどこでも生活できる」等々。
    今は「夢みたいな話」なことが、現実になる日もいずれ来るかも知れませんね。

    そういえば、炭鉱の排水ポンプ用として蒸気機関を作った発明家ジェームズ・ワットさんは、その蒸気機関で鉄道(当時は馬車でした)を動かすというトレビシックの蒸気機関車について「動くものに火を使う蒸気機関を載せるなんてキケン、反対!!」と言っていたそうですよ。

    ☆そういえば私が小さい頃は、電話というのは一家に一台あるかないかで、自分個人の携帯テレビ電話をもっているのは、ウルトラシリーズの「ウルトラ警備隊」だけでした。アップルウオッチはサードパーティ製のカメラ付きベルトを付けると同じことができるそうです。

    お詫び 「ジェームズ・ワット」と書くべきところを、「スティーブンソン」と間違えていましたので訂正します。スティーブンソンは、トレビシックの蒸気機関車を改良して実用化したジョージ・ロバート親子の姓でした。