ミカド電装マイヒストリー(10) 三品統括部長 ②持株会社になりました。大変でしたがやりがいがありました。

    みかドン ミカどん「ミカド電装マイヒストリー」のシリーズです。前回に続き当社の取締役でもある三品幣起(みしな しでき)総務・企画統括部長のお話を掲載いたします。

     

    持ち株会社の設立にあたっては何度も確かめながら間違いがないように・・・

    編集部 前回からの続きになりますが、ミカド電装商事は2017年にエースユナイテッド株式会社という持ち株会社の事業会社になりました。持ち株会社の設立にあたり、どういったところを中心に勉強されたのですか?

    三品統括部長 会社法とかが重要になってくるんですよ。あとは税金関係とか。それに持株会 社に持っていくまでのスキーム、プロセスの組み立て方。何度も確かめながら間違いがないように、様々な方向から確認して会長に相談して、何事もないように問題が起こらないように・・・地味な作業ですよね(笑)

    編集部 お話を聞くだけでも難しくて大変な気がします。

    三品統括部長 手続きの基本は会社法の条文の中にあるんです。その条文の解釈の仕方ひとつとっても読み違いがあってはいけないので、司法書士の先生や弁護士の先生など、専門家のところに行って「こういう解釈で間違いないですか?」と逐一尋ねました。

    ほかにも、手続きはいつまでに何をしなくてはいけないのか?とか、あとは債権者保護手続き、自己株式の取得などにあたり色々本当にお世話になりました。

    編集部 今、振り返って思う事はありますか?

    三品統括部長 やることはたくさんありましたが充実していたと思います。今回の会社再編を進めるにあたり、実務を兼ねて会社法など改めて勉強したことで理解も深まったと思います。
    1年と言われたので大変なこともありましたが、やりがいがありました。

    実現のための道のりを考えるのが私の仕事

    編集部 持株会社になって4年経ちました。ひと山超えたというお気持ちがあるのでは?

    三品統括部長 いやいやまだまだです。会長や社長は今よりもずっと先を見ていて、たぶんやりたいことがまだたくさんあると思います。

    私どもは小さな会社なので、何をやるにしても専任というわけにはいかず、目の前の実務をこなしながらやっていくことになるわけですが、まずは、グループ全体を見るうえで必要な連結
    会計を軌道に乗せ、次世代を担う阿部君(総務部長:阿部寛行)にちゃんと引き渡すのも自分の役目かな。彼は吸収が早くて優秀なので心強いです。

    編集部 引継ぎの時期なのですか?

    三品統括部長 役員の定年は今の規定では65歳になっています。まだ時間はありますが、できるだけ良いカタチで引継ぎができればとおもいます。会社としてこうありたいというところをカタチにするために何がベストかこれからも考えていきたいです。

    編集部 三品統括部長の地道な努力があったからこそ何事もなくホールディングカンパニー制に移行できたことがよくわかりました。このたびはありがとうございました。

    ※このインタビューはミカド電装商事創業60周年記念誌より転載したものです。