寒い冬にあったか~いのを両手を暖めながら頂くイメージの甘酒ですが、江戸時代には夏の風物詩だったことをご存知ですか?
この甘酒、ビタミンB1や葉酸、食物繊維、オリゴ糖にアミノ酸などが豊富に含まれ、実は「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養豊富な飲み物なんです。
そこで江戸の庶民は、栄養不足で起こりがちな夏バテを防ぐため、「甘い・甘い・あ〜ま〜ざ〜け〜」という呼び声で売り歩く甘酒の行商に老いも若きも列をなし、栄養と涼をとっていたのだそうです。
江戸幕府は庶民の健康を守るため、老若男女問わず購入できるよう甘酒の価格を最高で4文に制限、武士の内職としても甘酒造りが盛んに行われていたようです。
今年の夏は、ブルーベリー甘酒や豆乳バナナ甘酒で健康的にキメてみるのも一興ですね。
株式会社森永の甘酒レシピはこちら
http://www.morinaga.co.jp/amazake/recipe/
―――雑談のおまけ―――
江戸時代、甘酒売と並んで夏の風物詩だったのが「ひやみず」売り。
「ひゃっこい ひゃっこい」の売り声で、冷たい水に白玉を入れて一杯1文(100円程度)で売られたそうです。
お年寄りがこれを飲んでお腹を壊すこともあったことから「年寄りの冷や水」ということわざが生まれたんだそうですよ。