メルマガ193号 エネルギーマネジメント中学入試問題クイズ(問題と回答)「石炭火力発電」2022年 樟蔭中学校(大阪府)

    (このページは当社のメールマガジン ミカドONLINE にて連載している「中学入試に出たエネギーマネジメントの問題」の回答を掲載しているページです。)

     

    問題
    2021年にイギリスのグラスゴーで開催された国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)では石炭火力発電が話題になりました。石炭火力発電の特色をあらわす文をア~エから1つ選び、記号で答えなさい。
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    ア. 少ない燃料で安定的に大量発電できるが、万一事故が起きた時のリスクが大きいため、安全対策の徹底が必要である。
    イ. 世界的に埋蔵量が豊富で安定して調達可能であるが、国際的な資源の獲得競争が激しくなると将来的に調達することが難しくなる。
    ウ. 自然エネルギーなので小規模な利用もできるが、天候に影響を受け、大量の発電のためには広い面積が必要である。
    エ. 資源の運搬・貯蔵が簡単で発電量も調整しやすいが、世界的に資源の埋蔵量が少なく、価格の変動が大きい。

    (樟蔭中学校/大阪府 2022年)

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    答えは ”イ” です。

    ロシアのウクライナ侵攻で、欧州はオーストラリア産石炭を高値で買始めたそうです。会員限定記事(要ログイン)ですが、以下のタイトルを読むだけでも獲得競争が始まりつつある雰囲気が少し伝わってきますよね。

    🌍 発電用石炭、アジアで逼迫 ロシア産忌避で代替需要
    🌍 「豪州産石炭、需給が逼迫」 JCDオーストラリア社長

    (問題出典:四谷大塚ドットコム中学入試過去問データベース)

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