マーフィーの法則は、
『洗車し始めると雨が降る』
『切符を買う時自分の並んだ列がいつも遅い』
など、誰もが頷ける経験則をユーモラスにまとめたジョーク集です。
米空軍研究所のエンジニアだったマーフィー大尉が
ある装置の配線ミスを見つけ
「失敗する方法があれば、誰かはその方法でやる」と
担当者をののしって言った言葉が名称の由来です。
それが軍部内から一般の話題へと広がり、
やがて経験則集に形を変えて「あるある」感覚満載の
全米ベストセラー(著者は別人)となりました。
ですが元々は危機管理や労災予防につながる考え方なので、
日本でも一部の技術者には知られていました。
それを盛んに紹介したのは『月刊アスキー』誌です。
翻訳版もアスキー社から出ています。
『機械は、動かないことを誰かに見せようとすると、動く』
『作業台で道具を落とすと、もっともやっかいな場所に転がり込む』
などは、まさに「あるある」ですよね。