皆様、今年のゴールデンウィークはどのように過ごされますか?
休暇を取られ、家族旅行に出かける方や帰省される方も多いと思います。
ぜひお気をつけて行ってらしてください。
仙台に実家がある私は帰省する必要もなく、出不精なこともあって毎年本を読んだりスポーツ観戦したり、家族のために料理を作ったり(実は得意 なんです)
たまっている仕事の整理をしたりして過ごしています。
お正月休み、お盆休みと並ぶ三大大型連休のゴールデンウィーク、もともとは5月3日の「憲法記念日」と5月5日の「こどもの日」が平日の5月4日 をはさむため「飛び石連休」と呼ばれていました。(今のように休日が多くなく、仕事を休んだ翌々日がまたお休みというのはそれだけでも価値があったんですね。)
娯楽の少ない当時、庶民はこの飛び石連休を、映画館や百貨店などで過ごしました。
1951年、映画館がこの時期大量の動員ができるように、映画制作会社大映専務の松山一夫氏が宣伝用に考案したのが「ゴールデンウィーク」という キャッチフレーズでした。
意外にもゴールデンウィークのルーツは、一企業の宣伝文句にあったんですね。
その後、「昭和の日(4月29日)」「みどりの日(5月4日)」さらに祝日が日曜と重なった場合の「振り替え休日」が加わり
さらに週休2日制の 普及もあいまって、4月29日から5月5日は、私たち日本人にとって、まさしく「ゴールデン」な期間となりました。
お隣中国でも日本のゴールデンウィークを参考に経済活性化を目的とした「黄金周」と呼ばれる期間が年2回定められています。
一つ目は旧正月から始まる「春節」と呼ばれる1週間の大型連休。
そして二つ目が10月1日の国慶節から始まる1週間で特に春節は地方から都会に 出ている労働者がこぞって帰省するため、交通機関は大変混雑し切符を買うために3~4日並ぶことも珍しくないそうです。
ヨーロッパやアメリカでは、国が定めた大型連休期間は特にないようですが、夏などに個人個人が3週間ぐらいの休暇をどーん取ることが多いそうです。
特にフランスには「バカンス法」という法律があり、労働者には最大5週間の連続休暇が認められているそうです。うらやましい限りですね。
雑学の雑学1
NHKでは「ゴールデンウィーク」を使わず「大型連休」という言い方に統一しています。
ゴールデンウィークが一企業の宣伝文句だったことと、長くお休みをとれないなどで不快と思われる方への配慮だということです。
雑学の雑学2
おもにフランスで使われる「バカンス」という言葉は「空」「中身がない」という意味だそうです。
つまり、「なにもしないのが休日」というわけですね。