省エネ大賞において『資源エネルギー庁長官賞(節電分野)』を受賞!
GSユアサの道路照明用LEDランプ「LEGA:LAMP-R」が一般財団法人 省エネルギーセンター主催の省エネ大賞において、<製品・ビジネスモデル部門>『資源エネルギー庁長官賞(節電分野)』を受賞しました。
今回当社が受賞したLEDランプ「LEGA:LAMP-R」は、(既設安定器から専⽤電源に取替が必要ではありますが)いままでの道路照明用HID灯具(口金E39)にそのまま使用することが可能なため、器具を丸ごと替えずにランプ交換だけでLED化を図ることができます。※1そのため 初期投資費の削減が可能です。
HID灯具は高輝度放電灯( High Intensity Discharge Lamp )の略称で、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ、水銀灯などの総称ですが、このうち水銀灯は「水銀に関する水俣条約」より来年(2021年)以降は、製造や輸出入が禁止されます。また、メタルハライドランプにも水銀が使われているため、現在は規制外であるものの、いずれ市場からは姿を消す製品と思われます。
そのような現況の中、LEDランプへの移行が盛んに進められていますが、道路照明においては①大光量 ②長寿命 ③明るさ・ムラ・眩しさ等の厳格な基準を満足することが求められると共に、既設器具やポールがそのまま利用可能なランプが求められていました。
それらを高次元に満足するLEDランプの製品化が遅れていたため、LED化の際には照明器具ごと交換するのが主流になっていましたが、GSユアサでは既設の道路照明器具を流用しながら、上記の各種要求事項を満足する製品の開発に成功し、安価で手軽なLED化を可能にいたしました。
今回の受賞では、従来のランプと同じ交換手順で、高圧ナトリウムランプ等の省エネ型ランプ比50%以上の更なる消費電力削減が可能となり、既設照明器具を再利用することで交換時の廃棄物削減にもつながる製品であることが評価されました。
「LEGA:LAMP-R」のランプ消費電⼒は※258Wと⾮常に低く、既設の110W⾼圧ナトリウムランプに⽐べ約54%の消費電⼒減(省エネ)で、年間の電気料⾦としては約68%削減が可能です。定格寿命は⽔銀ランプの約5倍の60,000時間となり、ランプ交換等の維持管理費の低減にも寄与します。
これを機に、地球にやさしい道路照明のLEDがもっと進めばいいなぁと思いました。
※1 既設安定器から専⽤電源に取替が必要
※2 LDFS58N−Rの場合、 ・・・ 約54%削減(⾼圧ナトリウムランプ100 Wとの⽐較⽐)
LDF98N−Rの場合、・・・ 約41%削減(セラミックメタルハライドランプ150 Wとの⽐較⽐)
出典:
「LEGA:LAMP-R」が省エネ大賞を受賞! 2019年度(令和元年度)省エネ大賞 別添資料②-2 【 製品・ビジネスモデル部門 】 1/3受賞概要(PDF) など