GSユアサグループの株式会社 ジーエス・ユアサ テクノロジー(GYT)製の宇宙用リチウムイオン電池が、2017年6月1日に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構の種子島宇宙センターから打ち上げられた、三菱電機株式会社製の「みちびき2号機」(準天頂衛星)に搭載されています。
準天頂衛星とは、地球上で特定の地域の上空だけを周回する人工衛星です。この準天頂衛星は米国のGPS衛星と一体利用することで、山間地や都市部のビル街でも高精度で安定した衛星測位サービスを実現し、実用化が期待される自動車の自動走行システムや測量、地震や火山の検知など、広範囲な用途への活用が見込まれています。
GYT製の宇宙用リチウムイオン電池は、2000年代初頭に軌道上での宇宙実証が行われて以降、130機以上の国内・海外の宇宙機に搭載されてきました。その実績が評価され、現在運用中の「みちびき」(準天頂衛星初号機)に続いて、「みちびき2号機」および「みちびき3号機・4号機」にも採用されました。
宇宙でも持ち前の高性能を発揮して、ぜひ頑張ってほしいですね!