2019年8月、株式会社GSユアサが、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の航空機用先進システム実用化プロジェクトにおいて、今年度から追加された研究開発項目「次世代電動推進システム研究開発」のうち「軽量蓄電池」に関する研究開発の委託先に採択されました。
このプロジェクトは、次世代航空機のためのより安全で軽量、低コストな航空機システムの開発を目的とし、新たなエンジンシステムや自動飛行システム、コックピットディスプレイなど8つの研究開発項目から構成されています。
同社は、その中の一つである「次世代電動システム研究開発」のうち、「軽量蓄電池」に関する研究開発を受託し、今後は次世代航空機に適した高いエネルギー密度を持つ軽量蓄電池の開発に取り組みます。
この蓄電池の実現のカギととなる「硫黄正極」の開発については、関西大学の石川正司教授に再委託するそうです。
石川教授は「硫黄正極」の第一人者であり、最先端である研究機関との連携が、より高品質な「軽量蓄電池」の開発につながると考えているとのこと。
GSユアサ社は航空分野だけでなく宇宙などの過酷な分野においての採用実績も多数あります。豊富な実績と高い技術を生かして、次世代航空機の実現に貢献してほしいですね!