ミカド電装の社員が持ち回りで記事を担当する社員のリレー記事コーナーです。イベントレポートから電気のネタや雑学まで幅広くお届けします。第2回の今回は、沢田秀二社長からのレポートです。
環境省の補助事業を活用して高機能換気設備と空調設備を更新!
社長の沢田秀二です。このたび、熱交換の出来る高機能換気設備の導入と空調設備の更新を環境省の補助事業を活用して実施しました。
日ごろからお客様の補助金活用をサポートさせていただいている私たちですが、社内で1時間毎の換気(コロナ禍対策)にかけている手間とエネルギーロス(冷気・暖気も一緒に排気してしまう)を解決するとともに、老朽化した空調設備も新しくしようという事で、当社でも実際に補助金を活用して設備の更新を行いました。
高機能換気設備とは?
高機能換気設備というのは出入りする空気の熱交換を行うことができる装置です。この時期の換気は部屋の暖気を排出して、外から冷たい空気を取り込むので室内の温度が下がりますが、高機能換気設備では給気と排気を一台の機械にまとめ、出ていく空気の熱を取り込む外気に移動させて給気するので室温の低下を最小限にとどめることが出来ます。(室内温度23度、外気温度0度の場合の給気温度は15度程度になります)
夏は逆に涼しい室温を外に逃がすことがないので、冬も夏も冷暖房費を抑えCO2の排出量も削減することができるスグレモノの省エネ設備です。
それに加えてエアコンを効率のいい最新機種に替えたことで、今後は換気で寒くなったり暑くなったりすることがほとんどなくなるかもしれません。
補助金の概要
①使用した補助金 | 環境省令和2年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の中の 「大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業」 ※令和2年度の補正予算です。 |
②CO2削減量 | 34ton/年 |
③削減できたランニングコスト | 162,000/年 |
④総事業費 | 7,643,200円 (高機能換気2,933,200+空調4,710,000) |
⑤補助金交付額 | 2,347,000円 (≒ A 1,173,200+ B 1,173,200) |
(補助金内訳) | A.高機能換気設備の40%が補助 B.同時施工の空調は高機能換気設備と同額以下の金額が補助対象という条件下での40% |
補助金の説明がわかりにくくて恐縮ですが、結論としては、高機能換気設備の約1/2について補助金を取得でき、あわせて空調設備についても高機能換気設備と同額の補助金を受けて、総事業費の約30%を補助金でカバーできました!
社員から感想をひとこと
ロスナイ(高機能換気設備)の効果でCO2濃度が低く保たれて(※500~700ppm)、窓換気が今のところ不要です。 体感温度は席により違いますが、室内温度が設定温度-2℃範囲で保たれております。 窓換気がなくなり、急激に冷える事がなくなりました。 朝いちばんでも一気にあたたまるので快適です。(営業部 Iさん)
これでコロナ禍の換気でも室温が変わらず、省エネ、省経費、CO2抑制で心身ともに快適な夏冬が過ごせそうです。
皆様も、機器更新をお考えでしたら、まずは当社にご相談いただけますようお願いいたします。(今回は諸条件が揃わなかったため30%の補助率でしたが、条件により2/3が補助されるケースもございます。)
(ミカド電装商事株式会社 代表取締役 沢田秀二)