ミカド電装商事がお届けするオンライン情報ー第19号(2013.5.28)

    ◆◇◆◇◆ミカド電装商事がお届けするオンライン情報◆◇◆◇◆

    http://www.mikado-d.co.jp/

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第19号(2013.5.28)△△△

    ◆◇◆目次◆◇◆
    【1】ご挨拶
    【2】今月のバックアップ情報
    1.こんなところに蓄電池が2
    2.今月の言葉「よろしかったでしょうか」
    3.今月の雑学「栄光なき天才たち 省エネルック」

    【3】社員紹介
    【4】編集部から

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    【1】ご挨拶

    ◆ミカド電装商事株式会社 代表取締役 沢田元一郎

    皆さま、いつも当社をご指導、ご支援くださり有難うございます。
    平成23年11月より、オンライン情報「バックアップ」を開始致しました。
    毎月1回の配信を原則とし、蓄電池、屋外照明器具、省エネをキーワードに情報をお届けしていきたいと思います。
    皆様のお役に立てるよう、努力してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

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    【2】今月のバックアップ情報

    1.こんなところに蓄電池が2

    据置き型の蓄電池について今回は 【常時出力用】 の説明をしたいと思います。

    前回の【非常時用】との違いは、非常時のときだけ動作するのではなく、常時・非常時を問わず常に電力を溜めながら
    各機器に電力を供給し続けている蓄電池だということです。

    私たちが直接使う事の多い、携帯・固定電話やインターネットなどの通信網以外にも、
    行政・警察・消防・防災などの公共通信網や、鉄道・道路・電力・上下水道・ガス・金融等々、
    社会インフラの「神経系」とも言うべき情報通信網が整備されていて、私たちの日々の生活を支えています。

    その中でも特に重要なデータを扱ったり、それをほかの場所に伝送する統合的なシステムでは、
    商用電源(交流)を直流に直して蓄電池を充電し、その蓄電池から負荷に電源を供給することができるバックアップの仕組みをとっています。

    出力する際には、機器側の入力仕様によって、

    (1)蓄電池から直接直流を供給する場合と、

    (2)一旦インバーターを通して交流に変換して供給する場合があります。

    では、具体的に【常時出力用】としてどのような場所で蓄電池が使われているのでしょうか。

    1)通信用 有線中心局・端局、携帯基地局、無線通信(行政、警察、電力、鉄道、道路維持)

    ・・・ 通信基地局などに対して高品位な蓄電池や電源システムなど、通信システムの生命線となる製品やシステムを提供し、
    情報通信の安全かつ安定的な稼働をバックアップしています。

    ※例/CATV用の電源アップアップシステムhttp://www.mikado-d.co.jp/products/05/products05_01.html

     

    2)制御・計装用 (工場やダム・水門、発電所など 水位局や雨量観測所)

    ・・・水位や雨などの測定量を計測・記録したり遠隔地に伝送する装置を持つ施設や、工場の稼働状況を管理・コントロールする
    中央制御室などの設備の電源をバックアップします。

    ※直流電源装置設置の様子
    http://www.mikado-d.co.jp/2013/04/17/komu/DSCN7641_Rl.JPG

     

    3)コンピュータのシステム

    ・・・突然の停電でデータを失ったりダメージを受ける情報機器は停電対策だけでなく、誤動作を防ぐために安定した電圧・周波数も必要です。
    UPSを接続することで、安定した電源の供給ができ、停電等で電気が止まっても内蔵のバッテリー(蓄電池)から一定時間、電気が供給され、
    その間に安全に停止させることが可能となります。

    UPSからコンピューターやサーバーに供給される電源は交流ですが、近年は停電以外にも落雷や電圧低下など商用電力を利用することで
    発生する様々な障害に対応できるよう、常にバッテリー経由で電気を供給するタイプ(常時インバータ方式)のものが主流です。

    冒頭で解説した「直流での供給」には当たりませんが、これも【常時出力用】の蓄電池の一種と言えるでしょう。

    ※常時インバータ給電方式のUPSの例

    http://www.mikado-d.co.jp/products/10/images/products10_04.png

     

    番外編) 太陽光との組み合わせ

    ・・・太陽光発電システムと組み合わせて非常時用に電力を溜めたり、大きな工場等で使用電力が最大になる時間帯に太陽光で溜めた電力を使う事で
    ピークカットを実現することが可能です。(この分野ではリチウムイオン電池が優位です)

    いかがでしたか? 皆様のあまりご存じない用途もあったかもしれませんね。

    いつも前に出ることなく、黙々と周りを支える据え置き型蓄電池。

    これからも冷たすぎず熱すぎず、-5?40℃の最適温度で接していただければ幸いです。

    (沢田 満)

    2.今月の言葉

    【よろしかったでしょうか】
    コンビニエンスストアやファミリーレストランなどで若い世代のスタッフが使う独特の敬語は俗にアルバイト敬語と呼ばれます。

    その中でも違和感を覚える言い回しとしてよく取りあげられるのが「よろしかったでしょうか」です。

    同じくアルバイト敬語のひとつと言われる「ほう」と組合せて「ご注文のほう、よろしかったでしょうか?」という表現などでよく使われます。

    すでに承っている事柄を再確認するためでなく、初めてオーダーを尋ねる時でも定型文のように過去形が使われるため、
    2000年ぐらいからおかしい言葉遣いとして世間の拒否反応が大きくなり、仕事の現場ではNGワードとして指導が強化されました。

    けれど今では「よろしかったでしょうか」は業種や世代を問わず広く浸透して次第に市民権を得つつあります。

    敬語はより遠まわしでよりへりくだる方向に変化していく特性を持っており、過去形をとることで断定的になるのを避けてぼかす表現がごく普通の
    『丁寧な言い方』としてオフィスでも使われるようになってきました。多くの人が使う言葉遣いは耳を通じて伝搬し次第に定着していきます。

    現在では若い世代にとどまらず指導する側も疑いを持たずに使っているケースも増えてきました。

    「よろしかったでしょうか」と過去形で尋ねる言い方は北日本には元々ある表現で、北海道の居酒屋「つぼ八」の接客用語がチェーン展開により、全国に広まったという説があります。

    また、リクルート社が作った接客用の教育ビデオに端を発しているという説もあります。

    いずれにしても従来はあまり使われていなかった間違いともいえる限定的な言葉遣いが標準語として広まってしまう一つの例かもしれません。

    (笹崎久美子)

    3.今月の雑学

    【栄光なき天才たち「省エネルック」】

    東日本大震災から、官公庁などでは5月からの繰り上げ実施となったクールビズ。

    いまやすっかり、定着した感がありますね。

    クールビズは2005年小泉政権下で、当時環境大臣だった小池百合子氏の旗ふりで始まったものです。

    当初はお役所主導ということもあったのか、マスコミ等から批判を浴びることもあった、このキャンペーンですが、夏の暑さに辟易していたビジネスマン諸氏の静かな後押しもあって、2007年の内閣府調査では早くも半分近くの回答者が「実施している」と答えるまで浸透しました。

    いまや、クールビスを実施していないオフィスはむしろ少数派になったのではないでしょうか?

    (お読みの皆さんのなかには、さらに「一年中クールビズ」と言う方もいらっしゃるかもしれませんね。)

    そんなクールビズですが、今を去ること34年前、涙の歴史があったことを忘れてはなりません。

    イラン革命により石油供給が不安定になったことを憂慮した、時の大平内閣は「省エネルック」と名付けたクールビズの源流とも言えるニューモード(?)を発表。

    大平首相ご本人や後には羽田孜氏が着用し、一躍話題になりました。

    http://mainichi.jp/graph/select/coolbiz/002.html (毎日jpの写真より)

    しかし、「半袖シャツの上から半袖ジャケットを着用し、ネクタイもしたまま」という合理性のなさ、中途半端さが災いしたのか、ビジネス界はもちろん、官公庁でも普及せず、このムーブメントは終焉を迎えました。

    いつの世でも、パイオニアは成功が難しいものですが、大成功のクールビズの前にそんな先駆者がいたことを忘れてはなりませんね。

    雑学1 羽田孜氏はその後も粘り強く省エネルックの改良に取り組み続け、最終的には詰め襟のマオカラーのスーツですっかりお馴染みになりました。

    雑学2 クールビズは海外でも高い評価を受け、韓国、イギリス、イタリア、さらには国連のニューヨーク事務所でも普及が試みられています。

    (沢田元一郎)

    【3】社員紹介

    今回は 総務部 阿部課長です。

    「総務部 課長の阿部です。

    出身地は宮城県。趣味はランニングです。

    10kmからフルマラソンまで毎年10回くらい大会に出場しています。

    また、最近は山を駆け巡るトレイルランニングにもはまっています。

    走ることを通じて、たくさんの人達と出会いがあり、

    一緒に走ったり、大会に参加したり、お酒を飲んだりして楽しんでいます。」

    ・座右の銘 ライバルは昨日の自分

    デキる男 阿部課長。

    社内では、「阿部さ~ん」「阿部く~ん」と、阿部課長を頼る声がひっきりなしです。

    (畑中 千加子)

    【4】編集部から

    最近暑いと感じる日が増えてきましたね。

    今月の雑学に書かれていた クールビス ならぬ、「クールべジ」 をご存知でしょうか?

    「クールべジ」とは体の余分な熱を逃がすカリウムと水分を含む野菜のことで、熱中症予防や夏バテ予防に良いとされています。

    トマト・ゴーヤ・なす・きゅうり・スイカ など、主に夏が旬の野菜がこれにあたるそうです。

    カリウムには利尿作用があり、水分とともに体の余分な熱を体外に放出し、体をクールダウンさせてくれます。

    クールビズに加え、「クールベジ」を沢山食べ、暑い時期を乗り切りたいですね。

    (畑中 千加子)

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    編集:沢田満・沢田元一郎・畑中千加子・笹崎久美子

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