◆◇◆◇◆ミカド電装商事がお届けするオンライン情報◆◇◆◇◆
http://goo.gl/vwKEAf
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第33号(2014.07.23)△△△
◆◇◆目次◆◇◆
【1】ご挨拶
【2】今月のバックアップ情報
1.スマートグリッド③~HEMSがもたらす暮らしと電気の革新~
2.法則の法則 Season2「フレミングの法則(左手)」スピーカーを鳴らすしくみ
3.今月の雑学 「判決 トマトは野菜!」
【3】社員紹介 「沢田 満 環境・エネルギー部 部長」
【4】編集後記
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【1】ご挨拶
◆ミカド電装商事株式会社 代表取締役 沢田元一郎
皆さま、いつも当社をご指導、ご支援くださり有難うございます。
平成23年11月より、オンライン情報「バックアップ」を開始致しました。
毎月1回の配信を原則とし、蓄電池、屋外照明器具、省エネをキーワードに
情報をお届けしていきたいと思います。
皆様のお役に立てるよう、努力してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。
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【2】今月のバックアップ情報
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┃1.スマートグリッド③~HEMSがもたらす暮らしと電気の革新~
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資源エネルギー庁の集計によると、
再生可能エネルギー設備の年間発電量は、
電力会社10社の総販売量の
10%を超える状況になってきたとのこと。
そして今後も同様のペースで増えていけば、
2020年には20%前後に到達する見通しだそうです。
◎再生可能エネルギーによる発電量の推移
http://homepage-town.jp/mikado-d/reference/201407.html#01
前回お伝えした日本型のスマートグリッド(次世代電力網)は
そういった現状を踏まえ、
太陽光や風力など発電量が一定しない
自然エネルギーが増えていった時に、
電力の品質や需給のバランスを
どう保つかという点に主眼が置かれたものでした。
今回はスマートグリッド用の二次電池候補として
期待されている3種類の電池について
特長と課題を挙げてみました。
◎それぞれの大型二次電池の特長
http://homepage-town.jp/mikado-d/reference/201407.html#02
▲▲▲NAS電池(ナトリウム硫黄電池)▲▲▲
⇒ナトリウムと硫黄を用いた高温作動型二次電池です。
⇒NASというのは日本ガイシ(株)(名古屋市)の登録商標で
世界で唯一同社のみが製造販売しています。
300度で動作するため温度維持の設備が必要ですが、大容量で高密度かつ長寿命である
ため、電気を蓄える蓄電池として最有力でした。しかしナトリウムや硫黄が危険物で
あることから、取り扱う上での安全確保や事故発生時の対策に課題を残しています。
国内施設での火災が記憶に新しいところですが、最近の動向としては、今年5月にイタ
リアの送電大手、テルナ社への納入が決定したと報じられています。
▲▲▲リチウムイオン電池▲▲▲
⇒デジタル機器、民生用、非常用、電気自動車など
あらゆる用途に採用されており、大容量化にも対応しつつあります。
⇒エネルギー密度が高く二次電池としてはトップクラスの性能を持ち、
夏場の昼時のように急に電気が必要になる場合でも
短時間で大量の電気を放電できることが特長です。
大型用途での導入が遅れている最大の理由はリチウムが希少資源のため高コストであ
ることです。またエネルギー密度が高いゆえに発熱による発火リスクもあり、安全性
改善の開発が進んでいます。長崎県壱岐市の九州電力実証施設ではGSユアサ製、国の
実証事業として昨年着工した東北電力西仙台変電所蓄電池システム(仙台市太白区秋
保)で東芝製のリチウムイオン電池が採用されています。
▲▲▲レドックスフロー電池▲▲▲
⇒バナジウムイオンを使用した新しい電池です。
⇒北海道電力と住友電気工業の実証事業で採用されています。
不燃性の電解液を使いバナジウムも安定しているため、安全性が最大の特長で長寿命、
大型化が容易などの長所もあります。一方短所として小型化が難しく同じ電池性能を
出すには、NAS の 2倍、リチウムイオン電池の 7 倍程度の体積が必要になります。
製造コストも高く、量産によるコストダウンが課題です。最近の動向としては、日本
主導の国際標準化に向けて4月に国内での審議が開始されました。
*
電力供給のアンバランスを蓄電池の充放電で
調整する実証実験は現在各地で行われていますが、
技術の標準化や安全性、低コスト化・大型化にまだ課題があり、
スマートグリッドへの大容量蓄電池の導入は
まだ実用化には至っていません。
◎電力系統用大型蓄電池 コスト・技術面の課題
http://homepage-town.jp/mikado-d/reference/201407.html#03
現在、課題の改善には各社がしのぎを削っている状況ですが、
「求められる技術や性能が高く日本企業の力が発揮できる」
(日本政策投資銀行)という大型二次電池は、
日本がシェアを握る可能性を持つ有力分野という見方もあり
各社とも投資を加速させ開発を急いでいます。
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┃2. 法則の法則 Season2
┃【フレミングの法則(左手)】スピーカーを鳴らすしくみ~
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フレミングの法則はイギリスの電気学者ジョン・フレミングがモーター(左手)や
発電機(右手)の原理をわかりやすく説明するために考案したものです。
左手の法則はモーターなど電気で動く動力装置の解説に使われますが、
中学校の理科の授業で、中指が「電流の向き」、人差し指が「磁界の向き」、
親指が「力の向き」と習い、テストのたびに机の上で手首をくねらせた方も
多いのではないでしょうか。
大人になると仕事や暮らしに直接関係のない知識は大概忘れてしまうものですが、
このフレミングの左手の法則を使って身近なスピーカーの原理を解説することが
できます。
スピーカーは、電流を流すコイルに振動板を取り付けて囲に永久磁石を置いた構造に
なっているため、このときの振動版を揺らすチカラの方向を左手の法則の親指で表す
ことができるのです。フレミングの左手の法則は他にもイヤフォンなど音声を増幅して出力する時の
説明に用いられます。コイルと磁石の組み合わせといえばモーターを思い浮かべますが、音響の世界では
「回転しない機器」にも活用されています。
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┃3.今月の雑学 【判決 トマトは野菜!】
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「判決 トマトは野菜!」
夏野菜の代表選手トマト。生だけでなくイタリアンを彩る食材として、ピザに載せら
れたり、煮込み料理に使われたりしていますね。実はこのトマト、元々はヨーロッパ
のものではなく16世紀南米のアステカを征服したスペイン人コルテスによって持ち
帰られたものだそうです。しばらくは真っ赤な色が食用としては敬遠され、もっぱら
観賞用でしたが、イタリアで貧困層向けの食料として改良が試みられ、ヨーロッパに
広まっていたとの事。なので、古代ローマ時代に食べられていたピザは赤くなく、イ
ラクサと言う緑色の葉っぱが一面にあしらわれていたそうです。
ところでトマトは野菜かフルーツか大論争があった事をご存知ですか?
1893年、関税の種別で意見がわかれて裁判となり、米国最高裁判所が「野菜」という
判決を出しましたがその理由は「デザートに出ない(?)」というものでした。
現在ではナス科の植物である事が分かっており、この判決は正しかったようですね。
日本に伝わったのは江戸末期。やはり最初は色が敬遠されたそうですよ。
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【3】社員紹介
今回は沢田満(さわだみつる)環境・エネルギー部 部長です。
http://homepage-town.jp/mikado-d/reference/201408.html#staff
「新設された環境・エネルギー部で主に太陽光(発電)に関する仕事を担当していま
す。パワーコンディショナーや蓄電池だけでなくシステム全体としてお客様にご提案
していく取り組みです。
長くテニスをやっていましたが、お客様に誘われて再開したゴルフが今の趣味になり
つつあります。10数年ぶりに当時のクラブを使ったら、その間にクラブの性能も格段
に上がっているので「今はこれでは難しいよ?」とキャディーさんに言われ、新調し
たのがきっかけでやる気が出てきました(笑) 最近はネット上に参考になる動画がた
くさんあるのでそれらを見て勉強しています。」
(編集部より)
テニスで実績のある沢田部長ですが、ゴルフでも「今が一番楽しい時」と、
笑顔でお話をしてくださいました。
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【4】編集後記
雑学にもありました「トマト」ですが、沢山の種類がありますね。
昔、祖母の家になっていたトマトは今みたいに甘いものではなくて、太陽と土の
香りを沢山含んだ素朴な味でした。小腹が空いた時は祖母が畑に行って籠いっぱい
に取って来てくれて、よくおやつ代わりに食べたものです。思い返していたら久し
ぶりに祖母のトマトが食べたくなりました^^暫く厳しい暑さが続きます。夏バテ防
止に旬のトマトはお薦めですよ!
(今 美由紀)
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TEL.022-256-8191 FAX.022-291-5403
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大型リチウムイオン電池専用HP→http://www.mikado-d.co.jp/cp/
編集:沢田元一郎・今美由紀・笹崎久美子
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