昔から、
二日酔いには「迎え酒」が効果的と言われます。
江戸時代の川柳にも
「迎ひ酒あたまてんてんしては呑み」
と詠まれていることから、
古くから二日酔いを緩和する風習として
知られていたことがわかります。
以前は「迎え酒は有効」という意見もありましたが、
平成以降の研究では、
エタノールの効果で感覚が鈍るため、
頭痛や吐き気などを一時的に感じにくくするだけの、
その場しのぎと考えられるようになりました。
(個人的にはそれで十分な気もしますが(笑))
しかし一説によると、
ある種の二日酔いには効果的!という研究も。
それはお酒にごくわずかに含まれる
メタノールが悪さをしている場合で、
ブランデーやワインなど香りや色が濃いお酒は
このメタノールの濃度がほかより多く、
それが原因で二日酔いになっている場合は
透明なお酒(エタノール)の摂取が
効果があるというのです。
エタノールのほうが分解の優先順位が高いため、
体がそちらに気を取られて
メタノールの分解をサボっちゃうみたい。
結果として不快な症状が出にくくなるとのこと。
ただしこれは仮説らしいので、
やはり飲み過ぎないのが一番ですね。