ミカド電装商事がお届けするオンライン情報ー第40号(2015.2.23)

    ◆◇◆◇◆ミカド電装商事がお届けするオンライン情報◆◇◆◇◆
    http://goo.gl/qjVPy9

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第40号(2015.02.23)△△△
    ◆◇◆目次◆◇◆
    【1】ご挨拶
    【2】今月のバックアップ情報
    1. 未来に向かう発電技術~②宇宙太陽光発電~
    2. 法則の法則 Season2「ハッブルの法則」
    ~宇宙は膨張している!~
    3. 今月の雑学 「あられ甘いかしょっぱいか」
    【3】社員紹介(最終回) 「沢田元一郎 代表取締役」
    【4】編集後記
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    【1】ご挨拶

    ◆ミカド電装商事株式会社 代表取締役 沢田元一郎

    皆さま、いつも当社をご指導、ご支援くださり有難うございます。
    平成23年11月より、オンライン情報「バックアップ」を開始致しました。
    毎月1回の配信を原則とし、蓄電池、屋外照明器具、省エネをキーワードに
    情報をお届けしていきたいと思います。
    皆様のお役に立てるよう、努力してまいりますので、何卒よろしく
    お願いいたします。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    【2】今月のバックアップ情報

    ┏━┓
    ┃1.未来に向かう発電技術~②宇宙太陽光発電~
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    未来に向かう新しい発電技術を
    3回シリーズでお届けします。
    第2回目の今回は「宇宙太陽光発電」です。

                    *

    2月15日、TBS系の「夢の扉」という番組で、
    宇宙太陽光発電の研究に取り組む京都大学教授
    篠原真毅さんの映像が紹介されました。

    高度36,000kmの宇宙空間に、
    巨大なソーラーパネルを設置して太陽光を集め、
    宇宙で作られた電気を地球に送るという壮大な計画です。
    http://homepage-town.jp/mikado-d/reference/201503.html#01

    「宇宙衛星から電気を送信」と聞くと
    未来少年コナンを思い出しますが、
    現実にはアニメの世界だけでなく、
    2013年1月の「宇宙基本計画」や
    2014年4月に閣議決定された
    「エネルギー基本計画」にも盛り込まれ、
    宇宙太陽光発電は国の施策として推進されています。

    これを受けて産学官の取り組みが新たに始まり、
    経済産業省や三菱電機などが参加して、
    昨年12月から京都大学で
    電気を電波に変えて無線で送る
    地上送電実験が始まりました。

    高度36,000㎞は地球が3個入る高さです。
    そのため昼夜の影響を受けず天候にも左右されないので
    24時間の発電が可能です。

    しかも宇宙には大気による光の散乱や吸収がなく、
    ソーラーパネルに当たる太陽光のエネルギーは、
    地上の5~10倍にも上ります。

    計画によると
    静止軌道上に設置されるパネルは2.5㎞四方。
    そこで発電した電気を、
    海上などにつくった直径4㎞ほどの地上受信装置へ
    マイクロ波で伝送します。
    パネルも受信装置も、とても広い面積なんですね。
    http://homepage-town.jp/mikado-d/reference/201503.html#02

    この技術は米国の宇宙工学者、ピーター・グレーザー氏が
    1968年に提唱し、米国、欧州でも
    様々なアイデアが生まれましたが、
    財政上の問題や政策上の方針などで
    国としての研究はなくなり、
    日本だけが開発を継続してきたものです。

    電波は電気の波なのでエネルギーを運びます。
    それを受信し電気に変換するのがレクテナという装置です。

    レクテナ(rectenna)はrectifying(整流)と
    antenna(アンテナ)を組み合わせた造語で、
    マイクロ波のエネルギーを
    直流電流に整流変換するデバイスです。

    そのため用途は宇宙に限らず、
    日常生活でのワイヤレス給電でも活用が期待されています。
    http://homepage-town.jp/mikado-d/reference/201503.html#02

    日本電業工作はボルボテクノロジー・ジャパンと共同で
    4m離れた場所へ10kW級の電力を
    無線伝送する技術をすでに開発しており、
    このレクテナは京都大学でも使われて
    2012年に電力伝送に成功しました。

    つまりエネルギーを無線で送る原理は
    すでに実証されており、
    現在、日本はこの分野で世界をリードしているのです。

    電子レンジの加熱にも使われるマイクロ波ですが、
    広大な面積で受電するので電波の力は弱くなり
    人体への影響はほとんどないと言われています。

    しかし、宇宙から地球に電気を送るためには
    解決しなくてはならない課題がほかにもたくさんあり、
    実際の実用化はJAXAが目標に掲げている2030年代よりも
    もっと先では?ともいわれています。

    技術的な課題や安全の面だけでなく、
    何よりも重量のある設備の打ち上げと設置に、
    巨額の費用がかかることが最大のポイントです。

    試算によれば原子力発電所1基分に相当する
    100万キロワットの発電能力を持つ
    衛星1基のコスト目標は衛星打ち上げ費用込みで
    ざっと1.2兆円、
    発電した場合のコストは1kw当り数百円になるとのこと。

    まだまだ先の技術ですが、番組では篠原教授が
    「自分が生きているうちには実現しないかもしれない。
    でも次の世代、次の世代と夢をつないでいってほしい」
    と穏やかに、けれど確かな口調で語っていたのが
    大変印象的でした。

    ┏━┓
    ┃2. 法則の法則 Season2
    ┃ 【ハッブルの法則】~宇宙は膨張している!~
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    天体写真で知られるM31は、
    かつてはアンドロメダ大星雲と呼ばれていましたが、
    現在ではアンドロメダ銀河と呼ばれています。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%83%80%E9%8A%80%E6%B2%B3

    M31は1920年代に私達の銀河系の外にある
    別の銀河であることがわかったため、
    近年、正確を期して、
    馴染みのある「星雲」よりも、
    次第に「銀河」のほうが使われるようになりました。

    この発見をしたのは、
    アメリカの天文学者ハッブル(1889-1953)です。

    ハッブルはアンドロメダ星雲に属する
    ある星の絶対光度と実視等級の違いから、
    アンドロメダ星雲までの距離が
    銀河系全体の大きさ(3万光年)よりも
    はるかに遠い(90万光年)ことを明らかにしました。
    (現在では230万光年に訂正されています)

    ハッブルは様々な星のスペクトラムを調べているうちに、
    水素やヘリウムなどの存在を示す箇所が
    本来よりも赤色のほうに偏って現れる事に気付きました。
    それが遠い星ほど大きいのです。

    光も音と同じようにドップラー効果があり、
    観測者との距離で周期が変わるため、
    ハッブルは銀河は離れている星ほど
    高速で遠ざかっていると判断し、
    「その速さは私達とその銀河までの距離に比例する」
    とするハッブルの法則を導き出しました。

    これは未来永劫変わらないと思われていた宇宙のイメージを
    根底から覆す大発見となりました。

    ┏━┓
    ┃3.今月の雑学 【あられ甘いかしょっぱいか】
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    3月3日はひな祭り。

    我々男性は「花より団子」、
    ひなあられに目が向いてしまいますね。

    女の子のお祭りに出される、
    紅白や緑色、ほのかに甘く味付けされたひなあられは、
    「うま◯棒」など男子のお菓子にはない華やかさがあり、
    この時期しか食べてはいけない「禁断の味」だった、
    と言ったら言いすぎでしょうか(笑)。

    しかし東北男子のみなさん、
    気を確かに持って聞いていただきたいのです。

    あのひなあられは関西に行くと、
    形こそ小さく丸いものの、
    醤油味や塩味の普通のあられになってしまうのです。

    東北男子にとっては、
    ひな祭りへの幻想が音を立てて崩れていきそうな事実ですが、
    関西の男子のみなさんにとって
    ひなあられはどういった存在なのか
    ちょっと聞いてみたいですね。

    (おまけ)
    さらに驚愕の事実をお伝えしますと、
    名古屋の雛あられは「紅白の円柱形」。

    きしめん、ういろうなど、
    さすが東西文化の中心で独自路線をつらぬく都市名古屋。
    お味はほんのり甘いんだそうです。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    【3】社員紹介

    今回は最終回。最後はもちろん沢田元一郎社長です!
    ↓↓↓
    http://homepage-town.jp/mikado-d/reference/201503.html#staff

    「仙台出身です。大学を卒業して勉強のためGSユアサの前身である日本電池に
    嘱託社員として入社しました。日本電池時代は仕事への考え方や取り組み方を
    教えてくれた先輩とのいい出会いがあり今も交流が続いています。
    3年後にミカド電装に入社して主に防災無線関係の営業を担当し、36歳で社長を継ぎました。

    趣味は読書と料理です。料理は家族との時間を大切にしたいと思って始めましたが、
    初めてつくったパスタが娘に非常に喜ばれ、『これは楽しい』と思って以来、
    今も毎週土日は必ずつくっています。
    自慢のベスト3はミートソース、グラタン、ブリ大根で、ソースや出汁も一からつくります。
    自分で言うのもなんですが美味しいと思いますよ(笑)、レストランに出しても大丈夫! 」

    (編集部より)
    社員紹介はこれが最終回です。
    読者の皆様へ社長より「当社の社員がご訪問した際にはぜひ思い出してください」という
    メッセージがありました。私も同じ気持ちです。そのときはどうぞよろしくお願いいたします。
    尚、次回からは新シリーズを始める予定です。お楽しみに。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    【4】編集後記

    この春、かつてお世話になった上司がご退職されます。
    新卒で学生気分が抜けきらない私を
    大変熱心にご指導くださいました。

    この方との出会はその後の社会生活に
    大きな影響を与えてくださいました。

    先日、改めて心からの感謝の気持ちを
    伝えることがでて嬉しく思っています。

    この春、ご退職される皆様!本当にお疲れ様でした。
    きっと感謝している方が大勢いらっしゃると思います。
    これからはまた新たな楽しみに向かって
    素敵な時をお過ごしください^^
    (今 美由紀)

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ◆このメールマガジンは、当社社員が名刺交換をさせていただい方、
    ホームページより資料請求・お問い合わせいただいた方にお送りしています。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    発行:ミカド電装商事株式会社
    〒984-0051 仙台市若林区新寺3丁目4-30
    TEL.022-256-8191 FAX.022-291-5403
    ミカド電装HP→http://goo.gl/qjVPy9
    大型リチウムイオン電池専用HP→http://www.mikado-d.co.jp/cp/
    編集:沢田元一郎・今美由紀・笹崎久美子
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ◇メール配信停止、メールアドレスの変更をご希望の方はこちら
    http://www.mikado-d.co.jp/register_st2.html

    記事内容へのお問い合わせ・その他ご意見は
    「backup@mikado-d.co.jp」宛てにお寄せください。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ◇このメール配信サービスは無料です。
    ◇毎月1回の定期配信に加え、ミカド電装商事からのお知らせを不定期に配信する場合が
    ありますので、あらかじめご了承ください。
    本メールマガジンの第三者への転送、Webサイトなどへの再掲載はお断りいたします。
    また「バックアップ」の著作権は、ミカド電装商事㈱およびその情報提供者に帰属するため、
    掲載記事を許可なく転載することは禁じます。