【雑学】シャープペンを作ったのは日本のあの会社?

    私も毎日お世話になっているシャープペン。実は実用的なシャープペンを最初に作ったのは早川徳次という日本人です。

    飾り職人だった彼は、セルロイド製のシャープペンの原型に出会い、1915年その非常に壊れやすい機構を金属製に改良したものを「早川式繰出し鉛筆」として特許を出願、「エバー・レディ・シャープ・ペンシル」という名前で売り出します。

    この新しい文房具は最初は全く売れませんでしたが海外で火がつき、彼の会社は瞬く間に従業員200名を数える会社に成長しました。

    しかし好事魔多し、関東大震災によって工場だけでなく妻子まで失った徳次は、シャープペンの権利を負債返済のために売り払い一文無しになってしまいます。

    心機一転、東京から大阪に移り住んだ彼は、そこでラジオと出会います。試作を重ねて製品化に成功した徳次は、そのラジオに「シャープ」というブランド名をつけます。

    そうです、現在の総合家電メーカー「シャープ」は、シャープペンシルの発明者、早川徳次さんが創業者だったんですね。

    ほかに日本人が発明した文房具で有名なのは岡田良男さんが発明した「折る刃式カッターナイフ」がありますね。

    彼が設立した会社、あの「オルファ」は「折る刃」から来ているそうです。
    岡田さんは最近テレビコマーシャルに出演もなさっていますね。