【法則の法則】「ファラデーの法則」~サッカー観戦もファラデーのお蔭~

    今回から「法則の法則」season2 として、
    習った事があるけど忘れてしまった
    物理や化学などの法則について簡単解説をします。
    第一回の今回はファラデーの電磁誘導の法則です。

     

     

    ファラデーby Thomas Phillips,painting,1841-1842

     

    ファラデーの電磁誘導の法則は、
    コイルに棒磁石を出し入れすると
    コイルに電流が流れますよ(第一法則)という法則です。

     

    また、そのとき流れる電流の大きさは
    出し入れするスピードに比例しますよ(第二法則)、
    だから激しい方が大容量!という法則です。

     

     

    ファラデーの少し前に、回路に流した電流スイッチのON/OFFで
    方位磁石の針が振れることはすでに発見されており、
    今まで無関係と思われていた電気と磁気は関係がありそうだ・・・
    という流れになっていました。

     

    ファラデーは電気が磁石を動かすのであれば、
    磁石を動かせば電気が生まれるのでは?と考え、
    逆転の発想で見事、電磁誘導の法則を発見いたしました。
    これがやがてモーターや発電機の発明につながりました。

     

    それまで電気の動力源とされていたのは
    今と違って寿命の短い蓄電池(しかも当時は貴重品!)

     

    今もし、サッカー観戦の途中で
    電源が切れたら泣いちゃいますよね。
    私達がいつでも当たり前のように電気を使えるのは
    ファラデーのお蔭なのです。