今回から「法則の法則」season2 として、
習った事があるけど忘れてしまった
物理や化学などの法則について簡単解説をします。
第一回の今回はファラデーの電磁誘導の法則です。
ファラデーの電磁誘導の法則は、
コイルに棒磁石を出し入れすると
コイルに電流が流れますよ(第一法則)という法則です。
また、そのとき流れる電流の大きさは
出し入れするスピードに比例しますよ(第二法則)、
だから激しい方が大容量!という法則です。
ファラデーの少し前に、回路に流した電流スイッチのON/OFFで
方位磁石の針が振れることはすでに発見されており、
今まで無関係と思われていた電気と磁気は関係がありそうだ・・・
という流れになっていました。
ファラデーは電気が磁石を動かすのであれば、
磁石を動かせば電気が生まれるのでは?と考え、
逆転の発想で見事、電磁誘導の法則を発見いたしました。
これがやがてモーターや発電機の発明につながりました。
それまで電気の動力源とされていたのは
今と違って寿命の短い蓄電池(しかも当時は貴重品!)
今もし、サッカー観戦の途中で
電源が切れたら泣いちゃいますよね。
私達がいつでも当たり前のように電気を使えるのは
ファラデーのお蔭なのです。