disる(ディスる)とは
こんにちは。おじさんのための”若者用語の基礎知識”です。今日のお題はdisる(ディスる)です。
ディスるとは、相手を否定する、または侮辱することなどを意味する俗語です。語源としては、否定的な意味を持たせる英語の接頭辞「dis-」を動詞化したもの、あるいは、「無礼をはたらく」といった意味の「ディスリスペクト」(disrespect)を略したもの、など諸説ありますが、2000年代後半以降、インターネットスラングなどとして頻繁に用いられるようになりました。
Twitterから使用例を拾うとこんな感じです。
ネット上で匿名で特定の人物をdisるってことは、その人物の友人たちまで敵に回すってこと。
友人には、弁護士やハッカー、政治家や資産家、怖い人までいる。
それを想定内にしておかないと、うっぷん晴らしのためのdisりが、何十倍にも膨れ上がった憎悪として自分に向けられてくるよ。
— 今一生@固定ツィ見たらRT (@conisshow) 2019年6月15日
お母さんが子どもの時は悪ガキが相手をdisるのに「お前の母ちゃんでーべーそー!」と言ってたんだよと言ったら「それやばいでしょw頭悪すぎw本当にデベソだったら相手ノーダメージじゃん」という予想外な感想を聞けました。
— みお (@miomiopyonkichi) 2019年6月9日
タピオカをただのデンプンじゃんってdisるおじさんクソダサすぎない?そんなん言ったらお前だってただの肉塊だし
— こんそめちゃん🔪 (@_consomeman_) 2019年6月6日
ちなみに文化庁実施の国語に関する世論調査においては、2013年(平成25年)度に調査結果が発表され、「けなす,否定する」という意味で「使うことがある」の割合が5.5%、「聞いたことはあるが使うことはない」が20.1%で「聞いたことがない」が73.7%ということでした。
編集部の感覚としては、単に「けなす、否定する」だけでなく、自分の価値観に合わないものとして、価値を低めて疎外するような意味合いもある気がします。