「川淵三郎(Jリーグ 初代チェアマン)」_13号
「前例がない」と言うやつは百年経っても「前例がない」という
「時期尚早」と言うやつは2百年経っても「時期尚早」という
川淵三郎 Jリーグ 初代チェアマン
ご存知、「キャプテン」こと日本のプロサッカーリーグ、「Jリーグ」設立の立役者、川淵氏の言葉です。
彼自身も選手として古河電工に所属し、古河電工での役員としての活躍を夢見ていた時期もあったそうです。
Jリーグの前身であるJSL(日本サッカーリーグ)への転出を打診され、その時の思いを「サラリーマンとして先が見えた以上、このままでは生きていく上で夢がない。
では自分の目指すことのできる夢って何だろうと考えたときに、それはサッカーしかないと思ったんです。
それで総務主事の話を引き受けることにした」と語っています。
以来彼は、プロ化に向けて精力的に活動を開始。
自らメディアに露出したり、明石家さんまさんを登用したポスターを作ったり、JSLの歴史上「前例」のない行動を開始します。
そして、世論を巻き込み、「時期尚早」とプロ化を渋る企業チームをワンマンともいえる強引な手法でまとめあげていったのです。
いまや世界的なプレーヤーを輩出するJリーグ。
私たちも事に当たっては、前例や時期を気にせずチャレンジできたら良いですね。