【ヒストリー】49.コンデンサの歴史②~電子部品は無線通信と共に発展してきました~
前回:コンデンサの歴史①~蓄電池よりも早く生まれた「静電気」を溜めるしくみ~ からの続きです。 蓄電池よりずっと古い静電気の活用 コンデンサを調べると、「電気を蓄えたり放出したりする電子部品」と書いてあります。それだけ読...
前回:コンデンサの歴史①~蓄電池よりも早く生まれた「静電気」を溜めるしくみ~ からの続きです。 蓄電池よりずっと古い静電気の活用 コンデンサを調べると、「電気を蓄えたり放出したりする電子部品」と書いてあります。それだけ読...
コンデンサってなに? コンデンサは電気回路を構成する重要な電子部品のひとつで、電気を溜めたり放出したりします。わかりやすく書くと、電子的なダムのようなはたらきをする部品です。 ダムが川に流す水の量を増減させたり一定に調節...
(前回)真空管①~エジソンが放置した大発見をフレミングが実用化~からのつづきです 1904年(明治37年)に、右手の法則や左手の法則で有名なフレミング(英)が、エジソンの電球を基に発明した真空...
真空管とは、その名の通り、内部を真空にして電極を封入した管球です。陰極から陽極に流れる電子流を制御することによって増幅、検波、整流、発振などを行うことができるため、半導体を使って同じことが実現できるようになるまでは、様々...
世界で最初の防犯カメラは、1933年にイギリスのアマチュアカメラマンのノーベリによって発明された卵泥棒撮影カメラでした。これは誰かが卵を盗みに鶏舎に入ると、砂袋の重みでシャッターを切る原始的なものでしたが、ノーベリ氏はそ...
1960年代に大ヒットした番組の一つに、TBS系列で放送されていた「ザ・ガードマン」というテレビドラマがありました。 このドラマのモデルになったのが、日本で最初に警備会社を興した日本警備保障(株)、現在のセコムです。創業...
2回に渡って電気機関車の歴史を書いてきましたが、電気機関車の数は年々減っています。電気機関車は、車両の下にモーターを備えた電車と異なり、駆動しない客車を引いて走るため、加速が悪くスピードも出ないからです。 ですが、まだま...
日本で最初の電気機関車は、旧国鉄の前身である鉄道院が1919年(大正8年)に製造したED40型と呼ばれる車両です。ED40型が走ったのは、信越本線の碓氷峠区間(横川~軽井沢)です。 この区間は26か所ものトンネルがあるう...
最初の電気機関車といわれているのは、スコットランドのロバート・デビッドソンが1837年、アバディーンで製作したもので、電源にはガルバニ電池(亜鉛一次電池)を使用していました。彼はその後、1841年にこれを大...
ヘアドライヤーは19世紀の末にフランスで開発されていたようですが、初めて製品化されたのは1906年のドイツと言われています。その前年にニクロム線が発明されていたため、電気を熱として利用する手法が一気に加速し...
前回、世界で最初のエレキギターは、今でいえばミュージシャン系のベンチャーであるジョージ・ビーチャムが1931年に考案し、自社工場を持っていた機械技術者のアドルフ・リッケンバッカーと提携して、現在のリッケンバッカー社の前身...
意外なことですが、初期のギターはマイナーな楽器でした。それまでのポピュラー音楽におけるギターは、和音を奏でるだけの伴奏楽器に過ぎず、他の楽器が様々に改良されていく中で、取り残された存在でした。 しかし、1930年代にアメ...
海外の空港のインターネットコーナーなどでマッサージチェアを見かけることがあります。世界で初めて量産されたマッサージチェアはフジ医療器の創業者の藤本信夫氏が1954年に製作した「フジ自動マッサージ機」です。 フジ医療器はマ...
こたつの歴史は意外に古く、囲炉裏の上にやぐらを組んで布団をかけた室町時代がその起源と言われています。やがて囲炉裏に替わって火鉢が使われるようになり、移動可能な置きごたつとして江戸時代中期に普及しました。その後、熱源が火鉢...