社員リレー記事(05)工務部コラム「コオロギの鳴き声で」

    みかドン ミカどんミカド電装商事の社員が持ち回りで記事を担当する「社員のリレー記事」コーナーです。第5回は当社工務部のSHOさんが担当するコオロギについての話題です!

    コオロギの鳴き声で

    このコラムを書いた人 工務部 SHOさん

    「秋の風物詩」と言えば、鈴虫やコオロギの鳴き声で、夜になれば田んぼや、公園などから、大合唱が聞こえてくるお馴染みの鳴き声ですが、中でもコオロギの鳴き声で気温を知ることができるのだそうです。
    では、どのようにしてコオロギの鳴き声から気温を知るのでしょうか。

     具体的には、次のようにして観察し、気温を図るようです。

    ①まず、15秒間にコオロギの鳴く回数を数え
    ②これを数回行って、平均値を出し、
    ③その平均値に8を足して、5を掛け、
    ④最後に9で割った値が気温となる。

     以上を式としてまとめると、次のようになります。
    気温={(X+8)×5}÷9
    ※Xは15秒間に鳴いた回数

    たとえば、コオロギが15秒で平均25回鳴いた場合は、{(25+8)×5}÷9≒18.333…
    よって、コオロギがいる場所の気温は、18.3度となるわけです。

    そもそも、動物は温度によって活動に影響を及ぼしますが、変温動物であるコオロギも寒いと動きが鈍くなり、温かいと活発になることで、泣く回数が変わるためなのだそうです。

    この気温と鳴く回数に着目し、計算方法を発見したは、アメリカのJ・P・ヴァンクリーブ(Janice.Pratt.VanCleave)と言うか科学者だそうです。

    もともとは、「14秒間に鳴く数に40を加えると華氏(摂氏[ ℃]={華氏[℉]-32}÷1.8)の気温の値になる」という研究を調査した結果だったようです。

    ちなみに、日本には30種類以上のコオロギがいるようですので、それぞれの鳴き声と気温の関係を調べる必要があるかもしれません。

    (ミカド電装商事株式会社 工務部 SHO )