雑草：名もなき草の名（22）ハコベ（インコ草）は地力の高い畑に生える雑草

私が小学生の頃、同級生の家でカナリアを飼っていて鳥かご中の容器にはいつもハコベが挿してありました。そういえば最近カナリアを飼っているおうちもあまり見なくなったなぁと思いつつ、今回はハコベについて書きたいと思います。

「ハコベ」は、「はこべら」として春の七草の一つになっているナデシコ科の一年草で、秋に発芽して越冬し、春になると可愛い小さな花を咲かせます。七草がゆにも使われるように春先の柔らかい穂先の部分は柔らかく食べることができます。（私は食べがことがありませんが・・・）

マイナビ農業の畑の雑草図鑑でハコベは「ヒヨコグサとも呼ばれ、家で飼っている鶏のエサとしても昔はよく使われていた」と書いてありますが、検索してみると今はインコが好んで食べることからインコ草とも呼ばれているようです。

インコの動画は好きでよく見るのですが、ハコベを食べているシーンを見たことがありません。ですが、探したらありました。本当によく食べますね。その様子は以下のYouTubeでどうぞ。

私が小学生の頃、同級生の家では飼っているカナリアに空地や道端で採って来たハコベをあげていましたが、今は農薬や排気ガスの心配があるので自宅で種から育てる愛鳥家さんが多く、その動画もたくさん公開されていました。

はこべは特にビタミンCとミネラルが豊富なうえに、無害で鳥の健康に影響を及ぼす心配がないことから補助食品としてよく利用されているんですね。