今回も雑草というカテゴリからは離れてしまいますが、先の私たちの編集会議で話題になったシルバーリーフ植物に関して調べてみました。
強くて丈夫なシルバーリーフ植物
私の家の隣の敷地に葉の色が白っぽい菊のような植物が植えてあります。ご高齢の女性が一人暮らしをしているお宅で、お手入れがあまりされていないこともあり、外出や帰宅で通りすがりに目にするたびに、なんとなく気持ちの悪い(偏見!)外観だなぁと勝手に思っていました。
調べてみたところ、この植物は白妙菊(シロタエギク)というそうです。そしてさらに調べてみたところ、葉が白っぽい植物は「シルバーリーフ」と総称されて、私が思っている以上に園芸家には人気があることがわかりました。
シルバーリーフとは、その名の通り、銀色や灰白色の葉を持つ植物をひとまとめにした呼び名です。シルバーリーフの葉っぱが白く見えるのは、葉の表面に小さな毛やワックス層があるためです。シルバーリーフ植物はこの構造により、強い日差しや乾燥から自身を守ることができ、厳しい環境でも生き延びる力を持っているそうです。
そのため、基本的に丈夫で育てやすく、それが人気の一因にもなっている気がしました。
シルバーリーフ植物は過酷な環境で生き延びてきたという進化の経緯から、実際に虫除けの効果を持つ種類もあります。一部のシルバーリーフ植物は、葉から放出される精油や香り成分が虫を遠ざける役割を果たしています。
たとえばアルテメシア サザンウッドは、オーストラリアでは蚊が嫌がる植物として有名で、虫除けのハーブとして知られているそうです。
名前が複雑で覚えられません!
せっかくなので、雑草と呼ばれている植物の中にも、シルバーリーフがあるのではないか?と思い検索してみましたが、あっさりと調べた限りではこれといった情報が見当たりませんでした。
丈夫で育てやすいとされているシルバーリーフですが、さすがにクズやイタドリのようにあっというまに空き地をモサモサと埋め尽くしてしまう、あの繁殖力には太刀打ちできないのかもしれませんね。
ネット検索ではむしろ「あそこで見かけた葉の白いこの植物はなに?」という疑問や質問が多くアップされていて、シルバーリーフ植物は園芸愛好家には人気があっても、そうでない人にとっては馴染みが薄く知名度もそれほどではないように思われます。
そこでガーディニングショップの店長さんが、お店で売れ筋のシルバーリーフ植物を紹介してくださっている動画を見つけたので、さっそく上に掲載してみました。
店長さんのお話では「エレモフィアニベア」「ウェストリンギアスモーキー」「オレアリアリトルスモーキー」などが人気の売れ筋ということでしたが、はっきり言ってどれも名前が複雑すぎてすぐには覚えられません!!(まったく頭に入ってこない)
もうちょっとキャッチーで覚えやすい名前を付けてくれたら、シルバーリーフ植物も、今以上に市民権を得るのではないかと思いました^^
そう思ったら、今までイメージの悪かった「シロタエギク」も可愛く思えてきましたよ(笑)
(ミカドONLINE編集部)
出典/参考記事: など