東北地方も梅雨が明け、暑い日々が続きますね。
昨年の東日本大震災以来、朝顔やヘチマなどのツル植物を使って「緑のカーテン」を作り、猛暑をしのごうというご家庭が増えているそうです。
実は我が家でも、西側の部屋を過ごしやすくしようと、出窓にネットをかけ朝顔を植えています。
せっかくだから食べてもおいしい、野菜系の緑のカーテンも良いですね。
今回はそんな、涼しく過ごせて食べてもおいしい一石二鳥の緑のカーテンベスト3をご紹介しましょう。
3位「ゴーヤ」
害虫に強く、水さえたっぷりやれば大きく育つのが特徴です。
大きな葉とツルで日光を防ぎ、葉から水分が蒸散する時、周りの気温を下げるので、風も涼しく感じるそうです。
収穫した実は、豊富なビタミンC、抗ウィルス・抗炎症物質が含まれているそうです。ゴーヤを使った料理は、水にさらしたゴーヤを豆腐や豚肉といためたゴーヤチャンプルが有名ですね。
欠点は大きく育ち過ぎる(10m)ので、直植えか大きなプランターが必要な事と、味に好き嫌いが分かれる事ですね。苗の植え付け時は寒冷地なら7月です。
2位「シカク豆」
こちらも沖縄では普通に栽培されているマメ科の植物です。断面の四角いかわいらしいマメがたくさん収穫できます。
カーテンの高さは2~3m。インゲンのような味がして、ゆでても揚げてもおいしく食べられるそうです。苗の植え時は6月。一年草で、掘り上げた根も食べられるそうです。
欠点はあまり気温が低いところでは結実しないケースがある事です。
1位「オカワカメ」
ツルムラサキ科の多年草で、ツルがまっすぐ伸びるので景色が透けて見える美しいカーテンに仕上がります。
低温期や、雨が続いても葉っぱの色がみどり色を保ってくれるのもうれしいですね。葉には独特のクセがありますが、生で食べるとねばりがあり、ゆでて食べるとワカメのようなシャキシャキした食感がでるため、オカワカメの名があり ます。
さらに球根、茎、ムカゴも食べる事ができるスーパー野菜です。マグネシウム・カルシウム・亜鉛・銅などのミネラル分やビタミンA(βカロチン)を豊富に含んだ栄養価の高い野菜として、また薬膳料理などに利用される植物として注目され、中国では雲南百薬と呼ばれています。
苗の植え時は5~6月です。
いかがですか?
今からの植え付けでは間に合いそうもありませんが、ご近所の緑のカーテンを眺めながら、ぜひ来年の計画を立ててみませんか?